ベルギー・ジン(ジュネヴァ)とは
ベルギー・ジン(ジュネヴァ)とはジンの起源となった蒸留酒で、ネーデルランド(現在のオランダ)で生まれました。
17世紀にオランダのライデン大学の医学教授が飲料アルコールにジュニパー・ベリー(杜松の実)を漬け込み、蒸留して薬酒として開発したのが始まりです。
ジュニパー・ベリーは利尿や発汗によって体の外に毒素を出すという作用があることから使われました。
のちにイギリスにも広まり、ジンと呼ばれるようになりました。
イギリスでジンが発展したのは、17世紀後半にウィリアム王がフランスのブランデーの密輸を防ぎ、国産の穀物をアルコールの原料とするためにジンの製造を奨励したためだと言われています。
現在日本でジンと呼ばれているものの多くはこのドライ・ジンです。
当時は現在のベルギーのあたりもネーデルランドと呼ばれており、たくさんのジュネヴァの蒸留所が存在していました。
19世紀にはベルギー中に300はあったとされるベルギー・ジン(ジュネヴァ)の蒸留所は今日7ヶ所まで減少しています。
1990年、東フランダースで伝統的なベルギー・ジン(ジュネヴァ)を製造する同業者の中で、伝統を守るために「O' de Flanders」という名称が考案され、1997年にベルギー政府によって承認されました。
現在この登録名称を冠することができる銘柄は11銘柄に限られています。
この登録名称を冠することができる条件は、
1.アルコール度数が35%以上あること
2.東フランダース州で製造されていること
3.モルト・ワインと穀類ベースのアルコールから蒸留されていること
となっています。
ベルギー・ジン(ジュネヴァ)は、現地ではイェネーフェルと呼ばれていますが、日本では英語読みでジュネヴァと呼ばれています。
イギリスのジンのように連続式蒸留器で製造するのとは対照的に、昔ながらの単式蒸留器を使用して造られており、イギリスのジンよりも香味が豊かで味わい深いのが特徴です。
そのためカクテルのベースなどに使われるのではなく、ストレートで楽しんだり、冷やして楽しむのが一般的です。
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