エイノー州のモンスから北に13km上がったところにルールという小さな町があります。ここはフランス語でフイヤンと呼ばれる修道士によってつくられたという言い伝えがあり、フランス革命の時まで修道院がありました。
フリアール一族は1860年にビール醸造所を設立しました。その後どんどん事業を拡大して行ったのですが、1980年には閉鎖しなければならない事になってしまったのです。
そのためナミュールのデュ・ボック醸造所に生産を委託し、サン・フュイヤンの銘柄は残される事になりました。
しかしその後、飲料の販売をしていたフリアール一族は再び1988年に新しい醸造所を復活させる事ができました。
ところがデュ・ボック醸造所への委託契約のことがあり、それからは2つの醸造所で同じ銘柄を生産しています。デュ・ボック醸造所では、250ml、330ml、750mlを、サン・フイヤン醸造所では1500ml、3000ml、4500ml、6000ml、9000ml、12000ml、15000mlといった具合です。
現在ではどうなっているのかわかりませんが2001年末にデュ・ボックを訪れたときには、サン・フュイヤンの瓶詰めを行なっていました。
ちなみにフリアールで使われている大瓶は、ご存知の通りフランスのシャンパンメーカーによって伝統的に使われているものです。瓶のサイズの名前、容量などは以下の通りです。
■Bouteille(ブティーユ)750ml
■Magnum(マグナム)1500ml
■Jeroboam(ジェロボアム)3000ml
■Rehoboam(レオボアム)4500ml
■Methuselah(マチュザレム)6000ml
■Salmanazar(サルマナザール)9000ml
■Balthazars(バルタザール)12000ml…バビロニア最後の王様の名前
■Nabuchodonosor(ナビュコドノゾール)15000ml…エルサレムを破壊したバビロンの王様の名前より