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HOME >>店主のベルギー訪問記>>その4>>第4日目


第四日目 2002年3月6日(水)

帰国


グランプラス

午前8時起床。体調が悪く気持ちよく起きられない。

朝食後、ロンドンのJALに電話。荷物の件を問い合わせてみるが、ヒースローまで乗る予定のBAとはポリシーが異なるので直接交渉してくれとのこと。困った。10時頃まで電話をしたり日記をつけたりしながらぼーっと過ごした。体調も悪いし、残されている時間も半端なのでどうしようもないのだ。しかし今日は最終日。

とりあえずグランプラス周辺へ。タンタンのブティックに入り、昨日買おうと思っていたTシャツを息子のために購入。がーん、50ユーロ、高かった。となりのカフェでカプチーノをテイクアウトしてホテルへ。頭痛がひどくなってきた。とりあえず最終の荷造りを済ませてシャワーを浴び、ベッドに横になった。

昼前にチェックアウト。ポーターも、「この荷物無茶苦茶重いな〜、何がはいってるんだ?」と笑っている。タクシーの運転手も荷物を持ってみてびっくりしている。そして空港到着。ここでも小事件。お金が足らなかったのだ。日本円を持っていたのでいそいで空港で両替して何とか降りた。

BAカウンターでチェックイン。ここでもやはり、重いな〜と笑われる。笑われるのはまったくかまわないのだが心配なのはその後だ。重量計を見てみるとなんと70kg!ある。前々回は二人で88.4sで大騒動だったのだが今回はその比ではないのだ。それでもそ知らぬ顔をして立っていると、「お客様のお荷物は50sオーバーで日本までの追加料金は2,800ユーロになります。」などといわれた。2,800ユーロといえば約30万円!!

ここで交渉が始まった。あまりやりたくなかったのだが、ヒースローで荷物をピックアップして後はJALと再交渉することで決着。すぐに追加料金233ユーロを支払って荷物を預けた。自分としては瓶に対するお咎めがあると心配していたのでまずはそれが無くて一安心。しかしまたもやヒースローでの仕事が増えた。心配だ。

相変わらず調子は悪いが無理にでも何か食べなくては、と思いレストランで軽食。その後スムーズに午後3時25分定刻どおりブリュッセルを発った。すると機内でまた軽食、がーん。しかし卑しいのでまた食べてしまった。そうそうここでまた時差マイナス1時間だ。

定刻どおりロンドン・ヒースロー空港到着。乗り継ぎなのに一旦荷物を受け取るというのはずいぶんややこしい。パスポートコントロールで止められたが、たまたま通りがかった日本人男性が助けてくれた。荷物のほうはというと片方のサムソナイトのほうから液が染み出しており、どうやら中で割れているようだった。

30分近くターミナルの中を迷った挙句やっとの思いでJALのカウンターへ。ここで割れている旨告げると、この場で中を開けて割れ物を片付けてくれとのこと。中を開けてみるとブロンシュ・ド・ナミュールが1本割れていた。あー、もったいない。

そして緊張の瞬間!荷物を計ってみると当然のごとく重量オーバー。日本円で約24万円!!カウンターのTさんは払えなければ別送してくれという。しかし今回の荷物はどうしても自分と一緒に持ち帰らなければいけなかったので、持てるだけの荷物を手荷物に移すから袋をください、と交渉。しかし袋が品切れ中。じゃあ買いに行ってきます、という私。すったもんだしていると男性の職員のMさんが登場。

「お客様、どうしても追加料金をお支払いいただけないのですか。」というので、「支払いたいのですがあまりにも高額なので少しでも減らしたいのです。」というと、「わかりました」と言いMさんはおもむろに動き出した。

プラスチックの箱を持ってきて急いでここにバッグを入れなさいと言う。そうなのだ、カウンターでごたごたやっているうちにたっぷりあった時間は無くなり、搭乗時刻が迫っていたのだ。すでに45分前だ。私も時計を見て本当にあせってきた。「お客様!ここをちゃんと押さえて!」Mさんは私にも指示しながらてきぱきと荷造りを完了。MさんがTさんにそっと耳打ちした後、荷物だけあっという間に積み込まれていった。

私は何が起こっているのかわからずTさんに尋ねた。すると「今回はもう搭乗までの時間がありませんのでこのままお通りください。これはMさんの計らいですからお礼を言っておいてくださいね。」という。本当に嬉しかった。もう飛行機に乗れないのではないかと思っていたので、なおさら嬉しかった。私はTさんとMさんに充分にお礼を言ってゲートへと急いだ。

今回はJALのTさん、Mさんのおかげで無事に通ることが出来たがもうこんな経験はこりごり。お金が節約できたとしても寿命が5年縮まったように思った。次回からはちゃんと別送するようにしよう。

こうしてどたばたのベルギー行きは終了した。

 

※ここまで読んでくださった皆様どうもありがとうございました。
次回は訪問記Dでお目にかかりましょう。



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