このたび、新しいレッド・ビール醸造所 ザ・ブリュー・ソサエティ(SOSAB)から初めて輸入を開始することになりました。
2020年からレッド・ビール造りに挑戦している、まだ新しい醸造所です。

今年の3月にベルギーに行った際、さっそく訪問してきました。

醸造所は、西フランデレン州のコルトレイクに位置しています。
同じくレッドビールのドゥシャス・デ・ブルゴーニュで知られる、ヴェルハーゲ醸造所から車で20分ほどのところにあります。

ザ・ブリュー・ソサエティは、2016年に設立された新しい醸造所。
当初はプライベート・ブランド専門でしたが、2019年から独自のビールの醸造をスタート。
現在は、Martha, Seven Sins, そしてSour Alesと、さまざまなブランドを持っています。

そのうち、SOSAB(Science Of Sour Ale Brewing)では、2021年から西フランデレン州伝統のレッドビールを醸造しています。
レッドビール醸造は趣味的な位置づけ、と言っていましたが、かなり広い敷地で本格的に造られていました。

ジュネヴァやコニャックの樽。

奥にはベルギー限定の、ウィスキーやバーボン樽を使用したものも。

社長のヴィヨルンさん。
とても陽気で話し好き。情熱たっぷりの人です。

最後にティスティングをしながらの商談。
レッドビールを含め、全部で6種類のビールを試しました。

今回は、サワービールのみ、3種類輸入することになりました。

フレミッシュ・レッドエール 330ml

オーク樽で12ヶ月熟成させたビールとブラウンエールをブレンドしています。
Ⅻは、ローマ数字で「12」という意味です。

赤みがかった、透き通ったブラウン。
酢のような酸味を感じさせる香り、ブラックベリー、パッションフルーツ、プラム、りんごのようなフルーティーな香り、カラメルのような香りも感じられます。

口に含むと、乳酸を思わせるさわやかな酸味が広がります。
サワーチェリーやベリーの風味を感じさせるフルーティーな味わい。
後味はすっきりしていて口の中が引き締まります。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・フランダース・レッドエールに選ばれ、さらに最高の栄誉である、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドビアに選ばれました。

XX ペール・グランクリュ 330ml

オーク樽で20ヶ月熟成させた、ブロンドエール。
XXは、ローマ数字で「20」という意味です。

ややオレンジがかった、透き通ったアンバー。
泡立ち、泡持ちともにとても良い。

白ぶどう、レモン、りんご、プラム、洋梨、白桃のようなフルーティーな香り、オーク、バニラ、キャラメルのような甘さを思わせる香りも感じられます。
口に含むと、りんごや白ぶどうを思わせるフルーティーな酸味が広がります。
やがて、オークやバニラのような風味も現れます。
とてもなめらかでふくよかな味わい。
後にフルーティーな酸味が長く続きます。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドエール部門で金賞を受賞しました。

Ⅸエヒテ・クリーク 330ml

エヒテ クリークは、本物のチェリービールという意味。
Ⅸは、ローマ数字で「9」という意味です。
現在では希少な存在となっている、スカールベーク種のチェリーを使用、木製の樽で9ヶ月間浸漬しています。

透き通った、鮮やかなルビーレッド。
チェリー、ラズベリー、いちごのようなフルーティーな香り、酢のような酸味を感じさせる香り、バニラやアーモンド、ナッツのような香りも感じられます。
口に含むと、チェリーのさわやかな酸味、甘み、渋みがバランスよく広がります。
とてもフルーティーでジューシーな味わい。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・クリーク部門で銅賞を受賞しました。

 

各商品の説明にも書きましたが、2023年8月24日発表された、ワールド・ビア・アワード2023において、今回輸入した3種類のビールすべてが受賞したとのうれしい知らせが届きました!

ワールド・ビア・アワード(WBA)年に1回開催されている、ビールの世界的コンペティションです。
10個のカテゴリーに設けられたスタイル毎に、Round 1、Round 2の審査が行われ、Round 3の最終審査で各カテゴリーのベストビールが選出されます。

Round 1では各国の代表を決めます。各カテゴリーに設けられたスタイルごとに各国のスタイルの代表「カントリーウィナー」が選出されます。
その後、Round 2で各国の「カントリーウィナー」を獲得したビールをスタイルごとに審査し、「ワールドベスト・スタイル」が選ばれます。
最後のRound 3ではこの「ワールドベスト・スタイル」同士を各カテゴリー内で審査し、最終的に10カテゴリーにおける「ワールドベスト・ビール」が決定します。

今回、XX ペール・グランクリュ が、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドエール部門で金賞を受賞!(ワールドベスト・ビール)
フレミッシュ・レッドエール が、ワールド・ベスト・フランダース・レッドエールに選ばれ、さらに最高の栄誉である、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドビアに選ばれました。(ワールドベスト・スタイル)
そして、Ⅸエヒテ・クリークも、ワールド・ベスト・クリーク部門で銅賞を受賞しています。(カントリーウィナー)

ぜひお試しください!

このたび、新しいランビック醸造所 ケステモントから初めて輸入を開始することになりました。
2010年代後半から次々に誕生しているランビック醸造所、そしてブレンダーですが、このケステモントもそのうちの一つです。

今年の3月にベルギーに行った際、さっそく訪問してきました。

醸造所がある、ディルベークは、ランビック醸造所が集まる地域にあります。
リンデマンス醸造所から車で5分ほどの場所です。
徒歩圏内に、デ・ネーヴ、エイレンボッシュなど、かつて操業していたランビック醸造所がありました。

ケステモント醸造所は、もともと1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の場所にあります。
2016年にこの土地と建物をケステモント家が購入しました。
ケステモント家はもともとグーセンス醸造所の近くで暮らしていて、現在のオーナー兼ブルワーはランビックの醸造所を間近に見ながら育ちました。

2019年から、Den Herbergの原酒を使ってブレンダーとしてスタート。
2021年3月から自社での仕込みを開始し、最初のランビックが木樽に入れられ熟成が始まりました。
2022年9月から最初のビールを販売開始しました。

中庭に設置されたクールシップ。

仕込み室。

ランビックの醸造、樽熟成、ブレンドは18世紀に建てられた古い納屋の中で行われます。
現在、1階にはデン・ヘルベルグのランビック、2階には2022年12月に導入された樽が設置されています。

1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の跡。
博物館にする計画があるとのこと。

オーナー兼ブルワーのリアス・ケステモント氏(右)と父フランシスは、オーナー兼CEOのウィム・クリーケマンス(中央)と醸造所を共同所有しています。
リアスとウィムは義理の兄弟でもあります。
※リアスさんはものすごいイケメンでした。

ウィムさんとフルーツ。
醸造所では自社でほとんどのフルーツを栽培して、ランビックに使っています。
ホップはポプリンゲ産のものを使用しています。

造られる製品はセルティシス(旧エコセール・ベルギー)認定を受けています。
写真の4つのマークのうち、一番右。

※セルティシス
ベルギーの有機製品認証機関のひとつで、EUの基準に基づいて認証を行っている。
認証を受けるためには、最低3年間、化学肥料、除草剤、農薬を使用しないことはもちろん、土壌検査や保管場所のほか、多くの厳しい基準を満たす必要がある。
また毎年1回査察を受ける義務があり、それに合格した製品だけがセルティシスのマークを表示することができる。

可愛らしいラベルは版画で印刷したものをスキャンして作られています。

今回は、写真の3種類をティスティングさせてもらいました。
グーズは今年の夏以降に出来上がる、ということで、年末までには輸入する予定です。
詳しいことはまたその際に。

夏からは見学コースも設置されるとのこと。
次回はツアーで訪れてみたいです。

そして、これが今回唯一輸入できた、ケステモント・オード クリーク スカールベーク 375ml

以前は醸造所のあたりで広く栽培されていましたが、現在では希少な存在となっている、スカールベーク種のチェリーを使用したクリークです。
ケステモント醸造所では、自社の畑で有機栽培したものを100%使用しています。(今後、3~5年ほどかけて、さらに300本を植える予定にしています。)
このランビックには、1リットルあたり400グラムのスカールベーク種チェリーを使用しています。

醸造所では通常フルーツを漬け込む際、ステンレスタンクを使用していますが、このスカールベークだけは木樽に漬け込んでいます。
木樽由来の素朴な風味を感じていただけると思います。

オレンジがかった、ややにごりのある濃いめのルビーレッド。
チェリー、ブラックベリーのような赤い果実の香り、桜餅の葉のような香り、バニラやアーモンドのような香りも感じられます。

口に含むと、チェリーのフレーバーをともなった、生き生きとした酸味が広がります。
とてもシンプルで、ほのかな甘味、塩味も感じられるバランス良い味わい。
あとで舌の上で心地よい渋みが続きます。

ぜひお試しください!

ルプルス醸造所より初輸入となる缶ビール2種が販売スタートしました。

【ルプルス ヘイジー・セッション缶 330ml】

ニュージーランド初の新しいホップ、ネクタロンと人気のシトラを使用した新しいタイプのヘイジー・セッションです。
低アルコールながらしっかりとした味わい、かつ爽快な飲み口です。

 

【ルプルス ヴィスタ缶 330ml】

ルプルス・ブロンドに毎年違うホップを使用してドライホッピングを行う年1回のみの限定品が缶に詰められました!
柑橘類やトロピカルフルーツのようなフレーバーを伴ったボリュームある味わいを感じます。

 

【ルプルス・マグナム2023 ヴィスタ 1500ml】

ヴィスタはマグナムボトルもございます!
ベルギービールはビッグボトルがおいしい!とよく言われますが、缶ビールと飲み比べてみてはいかがでしょうか?

 

どれを飲んでもおいしい!ルプルス醸造所のビール一覧はこちら

 

いつもご利用いただきまして、ありがとうございます。
8月13日(日)~20日(日)の8日間は夏期休業とさせていただきます。
※8月11日(祝)、12日(土)は通常営業いたします。

▼配送スケジュール

・ 8月11日(金)午前11時までのご注文⇒最短8月12日(土)発送、13日(日)お届け可能
(お届けに2日以上かかる地域の方は、14日以降のお届けになります)
・ 8月11日(金)午前11時から8月12日(土)午前11時までのご注文⇒最短8月21日(月)発送可能
・ 8月12日(土)午前11時から8月21日(月)午前11時までのご注文⇒最短8月22日(火)以降発送可能

※在庫のない場合には、最短での発送が出来ない可能性もございます。
ご注文確認メールをご確認いただき、もし不都合などございましたらご連絡くださいませ。

夏期休業期間中もオンラインのショップ自体は運営しており、この間もご注文やお問合せはお受けしております。
受注確認メールの送信や、 お問合せ等へのご返答、商品の送付は休止させていただきます。

ご注文の対応、在庫確認、商品の発送、商品に関するお問合せ等には、翌営業日以降に順次対応させていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

セゾン・デュポン キュヴェ ドライホッピング 330ml

年に一度限定醸造される、デュポン醸造所のビールが久しぶりに入荷しました。
2011年から醸造され、世界各国で人気を集めている、「セゾン・デュポン キュヴェ ドライホッピング」は、世界のセゾンビールのお手本とも言える「セゾン・デュポン」に、ドライホッピングをほどこした特別品。

2022年のホップは「Styrian Wolt」。
スロベニアのホップ研究所によって開発され、スティリアン種の中でも最新のホップです。

フルーティーでフローラルな強い香りが特徴。
また、トロピカルフルーツの甘い風味や、芳醇なマンゴー、エルダーフラワー、さらにはスミレの複雑な香りも感じられます。

デュポン醸造所のビール一覧はこちら

デュベル・バレル・エイジド・No.7瓶750ml(グラス付き)

2019年に初めて日本に輸入された、デュベル・バレル・エイジドが、NEWバッチで限定入荷しました!(前回がNo.4でした)

デュベル・バレル・エイジドは、醸造家がデュベルを使い実験的に造ったビールです。
世界的にも著名なデュベルを、古く伝統的なオーク樽熟成の技術を使って、新しくエキサイティングな味へと変貌させました。

過去のデュベル・エイジドシリーズでは、バーボン樽やラム樽で熟成させたものが造られてきました。
今回、醸造所はアイルランドへ赴き、ティーリング・ウイスキー蒸留所の樽でデュベルの熟成を試みることにしました。
オークやバニラのスモーキーな香り、乾燥した洋ナシなどを思い出させる甘くフルーティーな香り、そしてかすかながら魅力的な酸味を感じる後味を併せ持ち、オリジナルのウイスキーの特徴をよく備えたビールが完成しました。
※輸入元様資料より

そして、今回はおいしく飲める専用グラスも付いています!

デュベルの専用グラスと言えば豊かな泡立ちを受け止めるふくよかなチューリップグラスのイメージ。
ですが、さすがのバレルエイジドはのど越しよりもゆっくりと舌の上で転がしたくなる味わいのビール。
ウイスキーをロックで飲むが如く、手に収まりの良い、小ぶりな専用グラスが付いています。

余韻は長く、食後や就寝前にゆっくり飲みたいフルボディ。
是非専用グラスでお楽しみください。

大変心苦しい限りではございますが、輸入元様より2つの醸造所の価格改定の案内が参りました。
下記にご案内します商品につきましては、【8月1日(火)正午以降】のご注文分から改定いたします。

 

【ヒューグ醸造所】
・デリリュウム・トレメンス 330ml 改定後価格:847円
・デリリュウム・ノクトルム 330ml 改定後価格:847円

【デュポン醸造所】
・セゾン デュポン330ml 改定後価格:770円
・セゾン デュポン750ml 改定後価格:2,200円
・セゾン デュポン・ビオ750ml 改定後価格:2,420円
・モアネット・ビオ750ml 改定後価格:2,310円
・ボン ヴー750ml 改定後価格:2,420円

▼ご注文はこちらから

ヒューグ醸造所

デュポン醸造所

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいませ。

2023年7月15日(土)、文化の家開館25周年を記念したお祭りが開催されました。
当店は文化の家中央に位置するアトリウムで開かれた、ながくてマルシェに出店しました。

当店は2種類の樽生ベルギービール、そして8種類のボトルを出品しました。

15時からは隣の森のホールで、長久手出身の世界的なピアニスト、川上ミネさんのコンサートが開催され、市長を始め、多くの市民の方が鑑賞されていました。
コンサートの前後には、たくさんの方にブースにお立ち寄りいただき、ベルギービールを楽しんでいただけました。
ご来場頂いた皆さま、どうもありがとうございました。

王道のベルギービールファンなら外せない!
シメイのバレルエイジドシリーズ2022年ビンテージが入荷します。

★★シメイ・グランドリザーブ・ウイスキーバレル エディション2022 750ml
口に含んだ際の甘みとアルコール感のバランスが良い、丸みを帯びた味わい。
フルーティーで濃密、余韻にもビール本来の甘みが広がります。

そして!おひとりさまにうれしい!375mlボトルが初登場!

☆☆シメイ・グランドリザーブ・ウイスキーバレル エディション2022 375ml
素晴らしい味わいはそのままに、おひとりさまや少人数でのテイスティングに最適。
750mlとの飲み比べも、ベルギービールマニアならやってみないと!

何かと限定ビールは大瓶のみ、と言うことが結構ありますよね。
でも今回はだれもが気軽に飲みきれる(でもアルコール度数は高いです)サイズもあります。
375mlボトルのバレルエディションを映画でも見ながらゆっくりと飲み切る、そんな時間の過ごし方はいかがでしょうか?

7月19日より出荷開始となります。

 

スタイリッシュ、スリム、クールな見た目のルプルス缶ビール2種。
賞味期限の都合、50%OFFセールで販売いたします!

 

☆☆【50%OFF】ルプルス セッションIPA缶 330ml
低アルコールながらしっかりとした味わい、かつ爽快な飲み口。
何杯でも飲めちゃうのでまとめ買いも悪くないですよ!

☆☆【50%OFF】ルプルス NEIPA CRYO POP缶 330ml
時代は濁り系も人気!
トロピカルフルーツ系フレーバー、やわらかな甘み、苦味のバランス良い、優しい印象のIPA。

 

缶ビールの良さは
◎割れる心配がなく、積み重ねもできて、持ち歩きに便利!
◎ビールの劣化の原因となる光を完全に遮断、だからフレッシュさが続く!
◎ビールの劣化の原因となる酸素をシャットアウト、酸化が少ない!
◎リサイクル可能で環境にやさしい!

ベルギービールにも少しずつ缶ビールが増えてきています。
ビールのクオリティを考えると、これからは缶ビールも外せない選択肢ですね!

そろそろ梅雨明けも期待したくなる今日この頃。
先日ご案内したルプルス キャップと一緒にアウトドアでビールを楽しんでみてはいかがでしょうか?


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