2016.11.28
トロワ・フールケ(Trois Fourquets)醸造所より「ルプルス(Lupulus)」輸入開始
ベルギービールJapan 三輪です。
いつもありがとうございます!
今回、かなり久しぶりに新しい醸造所との取引がスタートしましたので、直接ご案内したく、ブログを書かせていただいております。
醸造所ページに載せていない情報も入っておりますので、ぜひ参考になさってくださいね。
弊社では2006年からベルギーよりビールの直輸入を行っておりますが、これまではたまたまフランデレン(北部・オランダ語圏)地域のビールばかりでした。
今回、初めてワロン地域(南部・フランス語圏)の醸造所からの輸入になります。
うちにはこれまで無かったタイプの醸造所です。
■トロワ・フールケ(Trois Fourquets)醸造所について
新しい取引先の名前は、トロワ・フールケ(Trois Fourquets)醸造所。
ルプルス(Lupulus)というブランドで、オオカミのラベルが特徴です。
この醸造所は、もともとアシュフ醸造所のカフェ用マイクロブルワリーとして、2004年にスタート。
当時は1ヶ月に1klずつ、年間12klのみ醸造を行っていました。
2007年、アシュフ醸造所の経営がデュベル・モルトガット社に引き継がれたのをきっかけに、単独の醸造所として独立しました。
当初は、3人のメンバーで設立されたので、
「Trois Fourquets(トロワ・フールケ)=3つの(醸造)フォーク」
と名づけられました。
最近ではオオカミのラベルのほうがフォーカスされているのですが、もともとの醸造所のロゴにはちゃんと3つの醸造用フォークが描かれています。
僕は当時すぐにこの情報を知って、創業メンバーにアプローチしていました。
実際に会って交渉もはじめていたのですが、当時はいろいろな障壁があり、残念ながら取引を開始するには至りませんでした。
その後いろいろな経緯があり、現在はアシュフ醸造所の共同創業者の一人である、ピエール・ゴブロン氏と息子のジュリアン氏親子を中心に運営されることに。
昨年、ほぼ10年ぶりくらいに再度アプローチを開始し、実際に新しい醸造所を訪れたのが今年2月。
10年越しの念願が叶い、ついに直接輸入する運びとなりました!
ワロン地方の田舎に突如出現する醸造所では、現在新しい設備をどんどん拡張しており、キャパシティは仕込みが8,000kl、発酵が3,000klにまでなっています。
今年の6月にも醸造所を訪れましたが、たった4ヶ月の間にさらに拡張が進み、スタッフも増えていました。
後継者も若いですし、これからが実に楽しみな醸造所です。
⇒トロワ・フールケ(Trois Fourquets)醸造所のページはこちら
■ルプルス(Lupulus)について
この醸造所のメイン銘柄「ルプルス」にはこんな物語があります。
かつて醸造所がある地域にはオオカミが住んでいました。
彼らはホップで有名なスロベニアから来た、と伝えられています。
もともと、ホップの毬花はオオカミの顔の形に似ていることから、ラテン語で「Small Hunble Wolf」を意味する、「Humulus Lupulus(フムルス・ルプルス)」という学名が付けられました。
そのためここで造られるビールには、その名にちなんだ「ルプルス」、ラベルには「オオカミ」が使われているのです。
当初、アシュフ醸造所が醸造するビールが750mlボトルにのみ瓶詰めされていたように、基本的にはすべて750mlのボトルに詰められています。(現在、Hoperaのみ330ml瓶)
いずれのビールもその名前の由来どおり、ホップの特徴を活かした素晴らしいビールたちです。
フラッグシップのブロンドはもちろんですが、唯一330mlに詰められている、オペラはかなり素晴らしい味わい。
ドライホッピングを行ったペールエールタイプ。
これはぜひ飲んでいただきたいです。
また季節限定ビールとして、冬眠を意味するイベルナテュス(これまためちゃくちゃ美味しいです・・)、そしてブロンドにドライホッピングを行ったマグナム2017も。
またそれぞれの商品についても順次ご紹介していきますね。
⇒ルプルス(Lupulus)の商品ページはこちら
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