2023.08.25

新しいレッド・ビール醸造所 ザ・ブリュー・ソサエティ(SOSAB)初輸入

このたび、新しいレッド・ビール醸造所 ザ・ブリュー・ソサエティ(SOSAB)から初めて輸入を開始することになりました。
2020年からレッド・ビール造りに挑戦している、まだ新しい醸造所です。

今年の3月にベルギーに行った際、さっそく訪問してきました。

醸造所は、西フランデレン州のコルトレイクに位置しています。
同じくレッドビールのドゥシャス・デ・ブルゴーニュで知られる、ヴェルハーゲ醸造所から車で20分ほどのところにあります。

ザ・ブリュー・ソサエティは、2016年に設立された新しい醸造所。
当初はプライベート・ブランド専門でしたが、2019年から独自のビールの醸造をスタート。
現在は、Martha, Seven Sins, そしてSour Alesと、さまざまなブランドを持っています。

そのうち、SOSAB(Science Of Sour Ale Brewing)では、2021年から西フランデレン州伝統のレッドビールを醸造しています。
レッドビール醸造は趣味的な位置づけ、と言っていましたが、かなり広い敷地で本格的に造られていました。

ジュネヴァやコニャックの樽。

奥にはベルギー限定の、ウィスキーやバーボン樽を使用したものも。

社長のヴィヨルンさん。
とても陽気で話し好き。情熱たっぷりの人です。

最後にティスティングをしながらの商談。
レッドビールを含め、全部で6種類のビールを試しました。

今回は、サワービールのみ、3種類輸入することになりました。

フレミッシュ・レッドエール 330ml

オーク樽で12ヶ月熟成させたビールとブラウンエールをブレンドしています。
Ⅻは、ローマ数字で「12」という意味です。

赤みがかった、透き通ったブラウン。
酢のような酸味を感じさせる香り、ブラックベリー、パッションフルーツ、プラム、りんごのようなフルーティーな香り、カラメルのような香りも感じられます。

口に含むと、乳酸を思わせるさわやかな酸味が広がります。
サワーチェリーやベリーの風味を感じさせるフルーティーな味わい。
後味はすっきりしていて口の中が引き締まります。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・フランダース・レッドエールに選ばれ、さらに最高の栄誉である、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドビアに選ばれました。

XX ペール・グランクリュ 330ml

オーク樽で20ヶ月熟成させた、ブロンドエール。
XXは、ローマ数字で「20」という意味です。

ややオレンジがかった、透き通ったアンバー。
泡立ち、泡持ちともにとても良い。

白ぶどう、レモン、りんご、プラム、洋梨、白桃のようなフルーティーな香り、オーク、バニラ、キャラメルのような甘さを思わせる香りも感じられます。
口に含むと、りんごや白ぶどうを思わせるフルーティーな酸味が広がります。
やがて、オークやバニラのような風味も現れます。
とてもなめらかでふくよかな味わい。
後にフルーティーな酸味が長く続きます。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドエール部門で金賞を受賞しました。

Ⅸエヒテ・クリーク 330ml

エヒテ クリークは、本物のチェリービールという意味。
Ⅸは、ローマ数字で「9」という意味です。
現在では希少な存在となっている、スカールベーク種のチェリーを使用、木製の樽で9ヶ月間浸漬しています。

透き通った、鮮やかなルビーレッド。
チェリー、ラズベリー、いちごのようなフルーティーな香り、酢のような酸味を感じさせる香り、バニラやアーモンド、ナッツのような香りも感じられます。
口に含むと、チェリーのさわやかな酸味、甘み、渋みがバランスよく広がります。
とてもフルーティーでジューシーな味わい。

このビールは、ワールド・ビア・アワード2023において、ワールド・ベスト・クリーク部門で銅賞を受賞しました。

 

各商品の説明にも書きましたが、2023年8月24日発表された、ワールド・ビア・アワード2023において、今回輸入した3種類のビールすべてが受賞したとのうれしい知らせが届きました!

ワールド・ビア・アワード(WBA)年に1回開催されている、ビールの世界的コンペティションです。
10個のカテゴリーに設けられたスタイル毎に、Round 1、Round 2の審査が行われ、Round 3の最終審査で各カテゴリーのベストビールが選出されます。

Round 1では各国の代表を決めます。各カテゴリーに設けられたスタイルごとに各国のスタイルの代表「カントリーウィナー」が選出されます。
その後、Round 2で各国の「カントリーウィナー」を獲得したビールをスタイルごとに審査し、「ワールドベスト・スタイル」が選ばれます。
最後のRound 3ではこの「ワールドベスト・スタイル」同士を各カテゴリー内で審査し、最終的に10カテゴリーにおける「ワールドベスト・ビール」が決定します。

今回、XX ペール・グランクリュ が、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドエール部門で金賞を受賞!(ワールドベスト・ビール)
フレミッシュ・レッドエール が、ワールド・ベスト・フランダース・レッドエールに選ばれ、さらに最高の栄誉である、ワールド・ベスト・サワー&ワイルドビアに選ばれました。(ワールドベスト・スタイル)
そして、Ⅸエヒテ・クリークも、ワールド・ベスト・クリーク部門で銅賞を受賞しています。(カントリーウィナー)

ぜひお試しください!

  ザ・ブリュー・ソサエティ       タグなし

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