2023.09.12
ケルコムの7アイテムがデ・ランケ醸造所で醸造されることに
新しい醸造所のご紹介シリーズもこれで一段落となります。
最後に登場するのは、イクスイクスビター、グーデンベルグ、セゾンドッティニーなどの銘柄で知られる、デ・ランケ醸造所です。
木屋が初めて輸入を開始した2006年から取引のあった、リンブルグ州のケルコム醸造所。
近年は、オーナーのマルク氏の体調が思わしくなく、複数の醸造所に委託するようになっていました。
ところが、マルク氏の意向が醸造に反映されないことが徐々に増え、ストレスを溜めていたようです。
ケルコム醸造所のマルクさん(中央)、デ・ランケ醸造所のニノ(右)さん。
そこで、デ・ランケ醸造所のニノさんに協力を求めたところ快諾してくれたため、全面的に醸造を委託することになったのです。
デ・ランケ醸造所は1994年から、ケルコム醸造所は1999年から、と同じような時期にスタートしたこともあり、2人は以前から仲が良かったそうです。
2022年8月から委託醸造が開始されたと聞いて、さっそく醸造所を訪問してきました。
醸造所内もニノさんに詳しく案内していただきました。
すべてのビールにベルギー産の原料が100%使われています。
ホップはペレットを使わず、生のものを使用しています。
私の知る限り、そうした醸造所はこのデ・ランケ醸造所とウェストマール修道院だけです。
ホップ専用の冷蔵庫には、11種類ものホップが丁寧に保管されていました。
原材料、醸造工程ともにとてもこだわりがあり、妥協のない姿勢が感じられました。
ここから数々の素晴らしい製品が生み出される理由が良くわかった気がしました。
熟成用の木樽。
今回、あらたにデ・ランケ醸造所で造られることになった7アイテム他、試飲させていただきました。
どの銘柄もかなりクオリティが高くなったことを実感しました。
中でも、唯一の新製品として醸造されたのが、ビンク・ブランシュケです。
ビンク・ブロンド、ブラウン、アデラルデュス・ダブル、トリプルは本当に久しぶりの輸入となります。
新しくなった、ビンク、そしてアデラルデュス、ぜひお試しください!
※ブルーセム・ビンクのみ、旧製品がございますが、順次デ・ランケ醸造のものに切り替わる予定です。
木屋では今後、デ・ランケ醸造所からはケルコム社ブランドの製品のみ輸入します。
ケルコム社ブランド以外の銘柄は、これまでどおり正規輸入代理店のEVER BREWさんのお取り扱いになります。
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