2024.03.06
新しくなった「アヘル」2アイテム、ヴェデット エクストラ・ロゼ新入荷
遅れていました、新入荷・再入荷アイテムがようやく入荷しました!
先々週、アヘルについて書きました。
◯アヘル修道院はトラピストではなくなる
https://www.belgianbeer.co.jp/ct/blog/7164/
https://www.belgianbeer.co.jp/ct/blog/9153/
2021年1月、アヘル修道院から修道士がいなくなったため、醸造しているビールに”Authentic Trappist Product”のロゴマークを付けることができなくなり、トラピストビールは世界で11ヶ所に。
それでもビールはこれまで通りウェストマール修道院の管理下で醸造され、TrappistRの商標を使用してビールを販売していましたが、昨年1月には修道院が民間の事業者に売却されたため、TrappistRの商標も使用することができなくなりました。
その後もビールはアヘルのブランドで醸造されており、今回新たに日本にも輸入されました!
新しくなった「アヘル」、ぜひお試しください!
アヘルのダークビールは、名前こそアヘル・ブラウンからアヘル・ダブルに変わりましたが、その特徴はほとんど変わっていません。
ロシュフォール修道院の修道士達が構想に加わったことで、アヘル・ダブルは瞬く間に人気となりました。
アヘル・ダブルは、シンプルな素材本来の味わいが感じられるのが特徴です。
飲むとまるでパンや昔ながらのビスケットを食べているかのように感じられるかもしれません。
ビールの濃い色合いは、焙煎された麦芽によるものです。
プラムやレーズンを思わせるドライフルーツのアロマが、キャラメルのような甘さとコーヒーのような苦味と交互に現れます。
味わいにも同じ特徴が前面に出ており、次第に苦味が優勢となって穏やかに余韻を残します。
どの特徴も主張しすぎることはなく、フルボディでまろやかな“ダブル”です。
アヘルのブロンドビールは、名前こそアヘル・ブロンドからアヘル・トリプルに変わりましたが、その特徴はほとんど変わっていません。
現在のようなアヘル・トリプルが誕生するまでには、かなりの年月がかかりました。
2001年に初めて登場した時には、無ろ過のビールでした。
瓶により品質にばらつきがあったため、ウェストマール修道院とロシュフォール修道院の修道士達の協力のもと、すぐに新しいレシピが作られました。
ゆっくりと着実に、アヘル・ブロンドは現在のアヘル・トリプルに変化していきました。
アヘル・トリプルは、ウェストマール・トリプルのような代表的なトリプルビールではありませんが、トリプルビールへの入口にふさわしいビールとして知られています。
爆発するようなホップの苦味もなく、ハーブの独特な香りもなく、言葉で簡単に言い表せる特徴はありません。
しかし、このビールは実に素直な飲み心地を体験させてくれます。
麦芽本来の甘みとほのかで優しい苦味はまるでパンを思い出させます。
アルコール度数は8%と、圧倒的ではなく、飲みごたえがあります。
完璧なバランスのビールに贈られる賞があるとすれば、アヘル・トリプルこそが有力候補となることでしょう。
ヴェデットより、エクストラ・ロゼ新入荷しました。
ヴェデット・エクストラ・ロゼは、フルーティーで爽やかなベルジャンホワイトビールのヴェデット・エクストラ・ホワイトをベースにしています。
ヴェデット・エクストラ・ホワイトは、それ自体が非常に完成度の高いビールですが、濃厚な小麦ビールに天然ラズベリー ジュースを加えることで、より豊かな味わいが得られ、ラズベリーの豊かな果実味が加わります。
このラズベリーの甘さは、香りと味の両方でヴェデット・エクストラ・ロゼの一番の特徴ではありますが、果実味、甘味、そして絶妙な酸味とスパイシーな香味のバランスを保っているため、過度ではありません。
最高級のベルジャンホワイトビールの爽やかさに甘みとなめらかさを組み合わせたヴェデット・エクストラ・ロゼは、晴れた午後にぴったりの飲み物です。
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