新商品のお知らせ
2023.11.18
ドゥシャス・セッション・サワー缶、3フォンティネン限定ビール入荷
なんとドゥシャス・デ・ブルゴーニュのヴェルハーゲ醸造所から、ドゥシャス・セッション・サワー缶が登場!
もう一つは、ドゥリー・フォンティネン醸造所から年に1回の限定商品入荷のご案内です。
●ドゥシャス・セッション・サワー缶 330ml ※限定入荷
ドゥシャス・セッション・サワーは、「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」シリーズの新商品で、”Duchesse Petite”の名前で知られています。
メインブランドのドゥシャス・デ・ブルゴーニュと同様、ドゥシャス・セッション・サワーも伝統的に醸造されたフランダース・レッドエールですが、新たな味わいが楽しめる逸品です。
爽やかな酸味とモルトやチェリーのような香り、樽香にフルーティな味わいというドゥシャス・デ・ブルゴーニュの系譜を受け継ぎながら、甘味は控えめで、軽やかなボディとドライな口当たり、アルコール度数は低く、気が付いたら2缶開けてしまう事間違いなしの飲みやすさが特徴です。
1年に1度のリリース、2020年ヴィンテージが到着しました!
●ドリーフォンティネン・トゥーベルボール2020 375ml ※限定入荷
ローテルボール醸造所のローテルボールブロンド(Loterbol Blond)を10分の9、ドゥリーフォンティネンのランビックを10分の1ブレンドし、再発酵させ、さらに6カ月熟成させた、ユニークな1本です。
ランビックテイストの充分に感じられるMix-Fermentationのストロングエールです。
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2023.11.17
GCインダルジャンス2023 バトリーク、ローデンバッハ・ヴィンテージ2021な...
グーデン カロルス・インダルジャンス2023 バトリーク、ローデンバッハ・ヴィンテージ2021など、限定もの続々入荷のお知らせです。
ご案内したいものがたくさんありすぎて、なかなか追いついておりません。。
昨年もかなりの人気で完売後もお問い合わせを多くいただいた、グーデン カロルス・インダルジャンスシリーズ。
2023バトリーク新入荷です。
他にも、毎年人気の限定ベルギービールが続々入荷しております。
●グーデン カロルス・インダルジャンス2023 バトリーク 750ml
グーデン・カロルス・インダルジャンスは、毎年1回新しい原料や製造方法で数量限定で醸造されるシリーズ。
ヘットアンケル醸造所の敷地内にはレストランとホテルがあり、少し離れたところにはウィスキーの蒸留所があります。
また、ヘットアンケル醸造所は、サイクリングツアーや地元クラブの支援活動など、多くの取り組みにおいて地域のコミュニティを繋ぐ役割を担っています。
その流れで、ヘットアンケル醸造所は2022年3月に新しく多目的センターを造りました。
当センターは古い教会を改修して造られ、”Batteliek(バトリーク)”と名付けられました。
バトリークでは、マイクロブルワリー、マイクロディスティラリー、レモネード工場が併設されています。
この新しいプロジェクトの成功を記念して、2023年版のグーデン・カロルス・インダルジャンスにはこの多目的センターの名前が付けられました。
今年のグーデン・カロルス・インダルジャンスは、アルコール度数7.3%で、スパイシーな後味のブロンドビールです。
ローデンバッハ・ヴィンテージは、ローデンバッハ醸造所の醸造責任者Rudi Ghequire ( ルディ・ゲキエール)の情熱、培った知識と長年の経験から生まれた最高傑作です。
毎年、ビールの熟成に2年使用されたオーク樽の中からこのビールを入れる樽を選びます。
この選ばれたオーク樽に入れたビールはローデンバッハ・ヴィンテージと名づけられ、非常に希少なビールです。
オーク樽の番号、熟成の開始の年はラベルに表記されます。
ローデンバッハ・ヴィンテージは100%熟成したビールで、ローデンバッハ・グランクリュの優れた味わいを持ち合わせています。
複雑でまろやか、爽やかで刺激的な味わい。
りんごのような酸味の中に、カラメルやハチミツ、オークとかすかなバニラの風味、チェリーとリコリスを感じられます。
香りはカラメルとオーク、青りんご、ハチミツとチョコレートを合せたものを感じさせます。
かすかな酸味とフルーティーな後味はグランクリュのワインのようにバランスがよく長い余韻を楽しめます。
ローデンバッハ・ヴィンテージはワールド・ビア・アワードでレッドビールカテゴリーおいてに2011年、2012年、2014年、2016年、2017年そして2018年に世界最高のビール賞を受賞しました。
あらゆる点で優れた一品です。
ホットビール。 昔、ビール通が好んで飲んだ冬のビールを再現した、醸造所の自信作です。
煮沸時に90℃まで温度を上げて12時間。 その間にスパイスを投入します。
スパイスはアニス、シナモン、クローヴの3種類です。
以前にリーフマンス醸造所で見せてもらってきました。
その後、スタンダードのクリークとブレンドされます。
グリューワインによくあるような甘過ぎの感が無く、心地よい酸味があって飲み飽きしません。
後味もバランスよく長く続きます。
寒い夜にメッチャンコお勧めのビールです。
※今年の入荷分から価格改定となり、2,000円(税抜)となりました。
ビッグ・シュフ・ボトルには、ラ・シュフが詰められています。
ラ・シュフは、黄金色のビールで、1982年、アルデンヌ地方の小さな小屋で、2人の友人たちによって作られたベルギー最初のクラフトビールと言われています。
新鮮なコリアンダーとフルーティーな風味を組み合わせ、わずかにホッピー。
スパイシーなアロマは、ペッパーを思わせる後味にも感じられます。
8%と高いアルコール度数ですが、強すぎる感覚はなく、むしろ爽やかなビールです。
いたずら好きのシュフの妖精。彼らは描かれる事も大好きです!
なんと2005年から毎年、特別なビールのボトルに登場しています!
毎年、有名な漫画家が招待され、独自のデザインでこの愛らしい妖精たちを描いています。
いずれも数量限定ですので、ぜひお早めにどうぞ!
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2023.11.14
ご予約受付開始【12月16日出荷】クリスマス・シュトレン~抹茶も新登場!
例年人気のクリスマス・シュトレンのご予約受付を開始しております。
今年はいつものシュトレンに加え、抹茶シュトレンが新登場!
シュトレンとは、ヨーロッパ(ドイツ発祥)で、クリスマスのアドベントを待つ間に、少しずつスライスして食べられるもの。
ぜひベルギービールと一緒に、クリスマスに向けてお楽しみください。
生地にドライフルーツやナッツがたっぷり練り込まれており、表面には粉糖がまぶされています。
サイズは、約18cmです。
⇒以前にお買い上げいただいた、くまちゃん様からのレビューです。
「お酒の香りは控えめ、ビスケットとフィナンシェの中間の様な食感、甘さが抑えてあり、おつまみにも適していると思います。
外側がしっとり、中がサクッとしてクルミとドライフルーツのアクセントが控えめにあり、見た目よりずっとあっさりしているので、止まらなくなりそうになりますよ(^^)~
日本人の味覚に抗わないヨーロッパのお味を気軽に満喫できました。」
栗の渋皮煮や豆が入った贅沢な抹茶シュトレンが初登場。
大人から子どもまで、菓子パンのようにお召し上がりいただけるよう焼き上げています。
サイズは、約12cm ※原材料が高価なため、通常のシュトレンより少し小さめのサイズになっています。
<<ご予約商品です>>
1.発送日について
・ 本商品は発送日が確定しています。
【出荷日】12月16日(土)発送予定(ご予約締切12月4日(月)午前10時00分):賞味期限12月25日
・ 他のご予約商品(未入荷のもの)との同梱はご遠慮ください。
食品のため、シュトレンが入荷後、すぐに発送の手配ができるよう、準備をさせて頂きたいため、他の商品をご希望の場合には、別途ご注文ください。
・ 入荷済みの商品、通常商品との同梱は可能です。
・ 同梱をご希望の場合、重量の都合上、クール便代金が追加で加算される可能性もございます。
2.配送方法について
・ ご指定のない場合には常温での配送となります。クール便配送をご希望の場合には、ご指定ください。
<<賞味期限についてのご案内>>
賞味期限は2023年12月25日です。
・・・
今年も、シュトレンを提供してくださっているのは、京都のQuiche et Cake sale’ – mirepoix -(ミルポワ)のオーナー、向井知香子さん。
●ミルポワ インスタグラム
当店ではバレンタイン恒例のショコラバトンや、今年発売開始したイースターのスパイスクッキーもお願いしていて、信頼のおける職人さんです。
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2023.10.18
デ・ランケ醸造所よりホップ・ハーベスト2022 750ml初入荷
デ・ランケ醸造所よりホップ・ハーベスト2022 750ml、初入荷しました。
これまでは、デリリウムカフェなど輸入元のEVERBREWさん直営店限定で提供されていた商品ですが、このたび当店でも入荷できることになりました。(当社直輸入ではありません)
ホップ・ハーベスト2023も入荷が遅れていますが輸入予定とのことでこちらも楽しみです!
「ホップ・ハーベスト」は、デ・ランケ醸造所が年に一度、ホップの収穫直後に造る特別なビール。
ビタリング、アロマ、ドライホッピングすべてに、9月にベルギー・ポペリンゲにて収穫されたばかりのホップをふんだんに使用し、毎年少しずつ違った違うレシピで醸造されます。
2022年版は、ビタリング用にはケントゴールディングス、アロマ用にはハラタウミッテルフリューを使用しています。
味わいはほのかに甘く、大量のホップを使用していることから苦みもありますが、朝摘みの生のホップであるため角の取れた柔らかくアロマティックな苦みとなっています。
★デ・ランケ醸造所のホップへのこだわり
醸造所名の「デ・ランケ」はフランデレン語で、「ホップが支えを伝って伸びる際に描く姿(らせん)」を意味しています。
醸造所で造るすべてのビールにベルギー産の原料が100%使われています。
ホップはペレットを使わず、生のものを使用。
私の知る限り、そうした醸造所はこのデ・ランケ醸造所とウェストマール修道院だけです。
ホップ専用の冷蔵庫には、11種類ものホップが丁寧に保管されていました。
◯ケルコムの7アイテムがデ・ランケ醸造所で醸造されることに
→今年春に醸造所を訪問した際の様子です。
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2023.09.22
ホメルドライホッピング330mlボトルで新登場、シードルをブレンドしたビール
先日ご案内しました、バレルス・アンド・パイプス 375mlは即完売となりました。
どうもありがとうございました。
今回は、これまで樽詰めのみの販売だった、あのホメルビールドライ・ホッピングがボトルになって新登場です。
こちらは限定・スポット入荷となります。
ややオレンジがかった、霞がかったゴールド。
泡立ち、泡持ちともにとても良い。
洋梨、パイナップル、バナナ、レモンのようなフルーティーな香り、香ばしいパンのような香り、干し草のような香りが感じられます。
口に含むと、柑橘類のフレーバーをともなった、甘み、酸味、苦味のバランス良い、ボリュームある味わいが広がります。
やがてとても強い苦味が舌の上で長く続きます。
限定・スポット入荷品です。
前回、クラフトジンを加えた、フィス・ア・パパ No.15をご紹介しましたが、
こちらもとてもめずらしい、シードルをブレンドしたベルギービール。
ザ・ムスケティールスのトリペルをベースにシドルリー・ルウェットのシードルをブレンドしています。
ほのかににごりのあるイエロー。
泡立ち、泡持ちともにとても良い。
洋梨、りんご、オレンジのようなフルーティーな香り、青草のようなさわやかな香りが感じられます。
口に含むと、りんごを思わせる、酸味、渋みがバランスよく広がります。
炭酸が強く、アルコール感を感じさせない、さわやかな味わい。
後にさわやかな苦味が続きます。
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2023.09.20
ドゥ・ライト&オード・ベールセル醸造所よりコラボ・超限定商品入荷
今回、ドゥ・ライト醸造所とオード・ベールセル醸造所より、
コラボレーション商品、限定商品がいろいろ入荷してきました。
バレルス・アンド・パイプス 375ml【限定12本のみ】
ドゥ・ライト醸造所とオード・ベールセル醸造所のコラボレーション。
ドゥ・ライトのダークエール「ボノーム」70%と、オード・ベールセルのランビック30%のブレンドです。
オード・ベールセルでは、2021年3月初旬に2本のポートパイプ(以前にポートワインの貯酒に使用されたもの)に「ボノーム」を充填し、そこに30%のランビックをブレンドし、26ヶ月間熟成させています。
こちらは、「Pipes and Barrels」と名付けられました。
また、ドゥ・ライトでも、「ボノーム」とオード・ベールセルのランビッを同じ割合で樽に詰め、、26ヶ月間熟成させています。
こちらが今回入荷した、「Barrels and Pipes」です。
やや赤みがかった、ダークブラウン。
ベリー系の赤い果実の風味をともなった、やわらかな酸味が特徴です。
フィス・ア・パパ No.15 330ml【限定24本のみ】
「Fils a papa(フィス ア パ)」は「どら息子」という意味。
デ ライト醸造所のポップアップシリーズです。
今回は、No15が72本のみ日本初入荷です。
ジンインフューズドサワーエールと名付けられたこのビールは、地元産のラズベリーを加えたロゼ色のドライなサワーエールです。
仕上げにベルギー・フィリエ蒸留所のクラフトジンを加えています。
ややオレンジがかった、にごりのある濃いめのゴールド。
ラズベリーや柑橘の香り。
ハーブのような風味が感じられる、やわらかな酸味が特徴。
日本への輸入は72本のみです。
●シムコー・ドライホップドランビック3.1L バックインボックス
二度目となるホップ浸漬バージョン。
一度目はカリスタというジャーマンホップを使用しました。
今回は、人気のアメリカンホップ、シムコーを使用しています。
なかでもYakima Chief HopsからのCryo Hops(クライオホップ)という特殊な製法によるもので、収穫直後にフリーズドライさせることで香味成分のルプリンが強調された味わいを実現しています。
通常のペレットなどに比べて渋味やグラッシーな後味がなく、柑橘をメインにハーブや松の匂いも感じられるシムコー独特のアロマが特に強調されたものとなっています。
●ソルテッド・タンジェリンピールランビック3.1L バックインボックス
オード・ベールセル醸造所と台湾のTaihuBrewingのコラボレーションです。
陳皮浸漬ランビックと名付けられたこのビールは、天干ししたタンジェリンオレンジの皮から作られた塩漬けの陳皮を浸漬しています。
いずれも開封後、要冷蔵で6週間日持ちします。
ストレートランビックは、通常のビールと異なり、基本的に発泡性はありません。
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2023.09.17
セント・ベルナルデュス アブト マグナムエディション2023 限定入荷
年に一度発表されている、セント・ベルナルデュス アブト マグナムエディション。
このたび、2023年ヴィンテージを限定入荷しました。
セント・ベルナルデュス・アブト マグナム エディション 2023 1500ml
2023年は、ベルギーの画家エルヴェ・マルティンによる、人間とは何かという本質への飽くなき探求心が感じられる作品。
西フランデレンの作曲家、ピアニスト、そして歌手である、カトリエン・フェルファイエの肖像画「黒衣の白鳩」です。
赤みがかった濃いブラウン。
りんご、アプリコット、洋梨、バナナ、干しぶどうのようなフルーティーな香り、酒かすのような香りもあります。
口に含むとコーヒー、カラメルやチョコレートのようなフレーヴァーをともなった甘くまろやかな口当たり、アルコールの辛味がバランスよく広がります。
複雑で重厚なフルボディタイプです。
余韻にアルコールの辛味、苦味が長く続きます。
毎年、実在するアート作品がラベルに使われています。
ぜひコレクションとしてもお楽しみください。
少量ですが過去のヴィンテージも取り揃えております。
ぜひこの機会にご検討ください。
●セント・ベルナルデュス・アブト マグナム エディション 2022 1500ml
2022年は、マグナム・エディションの取り組みが開始されて、
この年に生誕100周年を迎えたベルギーの彫刻家、ホセ・ベルメ
ラベルに採用されたのは「Vrouw and Man(女と男)」という作品。
大胆で自由な彫刻が描かれたラベルです。
●セント・ベルナルデュス・アブト マグナム エディション 2021 1500ml
2021年はベルギー出身の写真家『Bart Ramakers』による『80年間世界一周(Around The World in 80 Years)』。
フランデレン地方出身の彫刻家へのオマージュでした。
●セント・ベルナルデュス・アブト マグナム エディション 2020 1500ml
2020年はベルギーの芸術家『Christophe Malfliet』による『Illuminato』。
★その他、マグナムボトルはこちらでどうぞ
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2023.09.12
ケルコムの7アイテムがデ・ランケ醸造所で醸造されることに
新しい醸造所のご紹介シリーズもこれで一段落となります。
最後に登場するのは、イクスイクスビター、グーデンベルグ、セゾンドッティニーなどの銘柄で知られる、デ・ランケ醸造所です。
木屋が初めて輸入を開始した2006年から取引のあった、リンブルグ州のケルコム醸造所。
近年は、オーナーのマルク氏の体調が思わしくなく、複数の醸造所に委託するようになっていました。
ところが、マルク氏の意向が醸造に反映されないことが徐々に増え、ストレスを溜めていたようです。
ケルコム醸造所のマルクさん(中央)、デ・ランケ醸造所のニノ(右)さん。
そこで、デ・ランケ醸造所のニノさんに協力を求めたところ快諾してくれたため、全面的に醸造を委託することになったのです。
デ・ランケ醸造所は1994年から、ケルコム醸造所は1999年から、と同じような時期にスタートしたこともあり、2人は以前から仲が良かったそうです。
2022年8月から委託醸造が開始されたと聞いて、さっそく醸造所を訪問してきました。
醸造所内もニノさんに詳しく案内していただきました。
すべてのビールにベルギー産の原料が100%使われています。
ホップはペレットを使わず、生のものを使用しています。
私の知る限り、そうした醸造所はこのデ・ランケ醸造所とウェストマール修道院だけです。
ホップ専用の冷蔵庫には、11種類ものホップが丁寧に保管されていました。
原材料、醸造工程ともにとてもこだわりがあり、妥協のない姿勢が感じられました。
ここから数々の素晴らしい製品が生み出される理由が良くわかった気がしました。
熟成用の木樽。
今回、あらたにデ・ランケ醸造所で造られることになった7アイテム他、試飲させていただきました。
どの銘柄もかなりクオリティが高くなったことを実感しました。
中でも、唯一の新製品として醸造されたのが、ビンク・ブランシュケです。
ビンク・ブロンド、ブラウン、アデラルデュス・ダブル、トリプルは本当に久しぶりの輸入となります。
新しくなった、ビンク、そしてアデラルデュス、ぜひお試しください!
※ブルーセム・ビンクのみ、旧製品がございますが、順次デ・ランケ醸造のものに切り替わる予定です。
木屋では今後、デ・ランケ醸造所からはケルコム社ブランドの製品のみ輸入します。
ケルコム社ブランド以外の銘柄は、これまでどおり正規輸入代理店のEVER BREWさんのお取り扱いになります。
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2023.09.07
Siphon is back! シフォンの2アイテム復活入荷
先日、新しいクラフトビール醸造所 ヘドニス初輸入の記事をアップしました。
実は、残念ながら昨年閉鎖となってしまった、シフォン醸造所(Siphon Brweing)のブランドをヘドニス醸造所が引き継ぐ事になったため、このたび木屋とのご縁に繋がりました。
シフォン醸造所(Siphon Brweing)閉鎖による終売のお知らせ
シフォン醸造所は、1902年にFranciscus Callewaertによって設立された伝統的なレストランSiphonの敷地内に位置しており、当初は漁師たちが多く集まるカフェでした。
2016年、醸造所はレストランSiphonの別棟に設立され、最初の醸造はその年の4月に行われました。
レストランSiphonで最も有名な料理は鰻ということで、醸造所のロゴは鰻をイメージしたものになりました。
醸造所はオーナーのヤン氏のほか、フランクリン、ブレアンダン、マティアス各氏によって運営されていました。
伝統的なベルギービール文化を尊重しつつ、常に新しいチャレンジを心がけていた醸造所。
ビールのアイデンティティーは醸造所が位置するダム地域とそれぞれ関係があり、ネーミングはとてもシンプルでわかりやすいものになっています。
この醸造所との出会いは本当に偶然でした。
2018年2月に訪れたブルージュで、2be Beer Wallというボトルショップを覗いた際、とても気になるデザインのボトルを見つけました。
そのビールはちょうどその後参加したブルージュ・ビア・フェスティバル2018にも出店していたため、さっそく立ち寄ってみたのです。
そこで彼らの説明を聞きながらビールをティスティングし、これまでには無いスピードで輸入するに至ったのです。
まさしくジャケ買いからスタートしたのですよね。
ラベルデザインはとても洗練されており、背景にある物語を連想することができます。
これらのデザインはベルギーのデザイン学校を卒業した、アメリカ人のCody Watsonによって制作されています。
「シンボル・カラー・ワード」の3つのコンセプトの下、美しいワインボトルの隣にあってもとても目を引くデザイン。
ブリンケルとズワーリュウのラベルは、WORLD BEER AWARDS 2017で、ベルギーのBest Label Design賞に選ばれています。
BEST NEW BREWERY IN BELGIUM
また、醸造所自体は、アメリカの有名なレーティングサイトRatebeerにおいて、Ratebeer Awards January 2018で、Best New Brewery in Belgiumにも選ばれています。
しかし、COVID-19による醸造、販売への影響、原材料費の高騰などにより、経営を続けることが困難となり、残念ながら2022年に閉鎖が発表されました。
実は、Siphon醸造所が閉鎖を決めたとき、Hedonis醸造所は移転して醸造所を拡大することを考えていました。
それなら、Siphon醸造所の醸造設備を使えばちょうどよいのでは!ということで、うまく話がまとまったわけです。
ということで、5年前のコラボレーションによって縁があったHedonis醸造所で今年からSiphonのブランドが引き続き醸造されることになりました。
こちらがコラボレーション時の貴重な動画。
先日再リリース版を輸入した、EXCUSE ME WHILE I KISS CASSANDRAです。
現在の醸造設備はシフォン醸造所で使用していたものがそのまま使われています。
左はレオポルド氏(Hedonis)、右はフランクリン氏(Siphon)。
前置きが長くなりましたが、こうして再びシフォンの2銘柄を輸入できることになりました。
ダム・ネーション330ml
ややにごりのあるオレンジがかったアンバー。
とても泡持ちが良いです。
パッションフルーツ、パイナップルのようなトロピカルフルーツの香り、グレープフルーツのような柑橘系の香りがあります。
口に含むと柑橘系のフレーバーを伴ったきめ細やかな強い苦味を感じます。
とてもフルーティーでバランスの良いミディアムボディのIPA。
ベルギービールJapanでもBEER BOUTIQUE KIYAでもとても人気が高かったビールです。
ブリンケル330ml
ややにごりのあるオレンジがかった濃いめのゴールド。
とても泡持ちが良いです。
レモンやオレンジなどの柑橘系の香り、他にも白桃、ハーブ、コショーの香りがあります。
レモンのフレーバーを伴った生き生きとした酸味が喉の渇きを潤してくれるフレッシュな味わい。
やがて心地よい苦味があらわれます。
とてもリフレッシングなミディアムボディ。
ラベルにはこのビールのフレーバーの特徴であるレモンが描かれています。
ぜひお試しください!
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2023.08.12
新しいランビック醸造所 ケステモント初輸入
このたび、新しいランビック醸造所 ケステモントから初めて輸入を開始することになりました。
2010年代後半から次々に誕生しているランビック醸造所、そしてブレンダーですが、このケステモントもそのうちの一つです。
今年の3月にベルギーに行った際、さっそく訪問してきました。
醸造所がある、ディルベークは、ランビック醸造所が集まる地域にあります。
リンデマンス醸造所から車で5分ほどの場所です。
徒歩圏内に、デ・ネーヴ、エイレンボッシュなど、かつて操業していたランビック醸造所がありました。
ケステモント醸造所は、もともと1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の場所にあります。
2016年にこの土地と建物をケステモント家が購入しました。
ケステモント家はもともとグーセンス醸造所の近くで暮らしていて、現在のオーナー兼ブルワーはランビックの醸造所を間近に見ながら育ちました。
2019年から、Den Herbergの原酒を使ってブレンダーとしてスタート。
2021年3月から自社での仕込みを開始し、最初のランビックが木樽に入れられ熟成が始まりました。
2022年9月から最初のビールを販売開始しました。
中庭に設置されたクールシップ。
仕込み室。
ランビックの醸造、樽熟成、ブレンドは18世紀に建てられた古い納屋の中で行われます。
現在、1階にはデン・ヘルベルグのランビック、2階には2022年12月に導入された樽が設置されています。
1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の跡。
博物館にする計画があるとのこと。
オーナー兼ブルワーのリアス・ケステモント氏(右)と父フランシスは、オーナー兼CEOのウィム・クリーケマンス(中央)と醸造所を共同所有しています。
リアスとウィムは義理の兄弟でもあります。
※リアスさんはものすごいイケメンでした。
ウィムさんとフルーツ。
醸造所では自社でほとんどのフルーツを栽培して、ランビックに使っています。
ホップはポプリンゲ産のものを使用しています。
造られる製品はセルティシス(旧エコセール・ベルギー)認定を受けています。
写真の4つのマークのうち、一番右。
※セルティシス
ベルギーの有機製品認証機関のひとつで、EUの基準に基づいて認証を行っている。
認証を受けるためには、最低3年間、化学肥料、除草剤、農薬を使用しないことはもちろん、土壌検査や保管場所のほか、多くの厳しい基準を満たす必要がある。
また毎年1回査察を受ける義務があり、それに合格した製品だけがセルティシスのマークを表示することができる。
可愛らしいラベルは版画で印刷したものをスキャンして作られています。
今回は、写真の3種類をティスティングさせてもらいました。
グーズは今年の夏以降に出来上がる、ということで、年末までには輸入する予定です。
詳しいことはまたその際に。
夏からは見学コースも設置されるとのこと。
次回はツアーで訪れてみたいです。
そして、これが今回唯一輸入できた、ケステモント・オード クリーク スカールベーク 375ml。
以前は醸造所のあたりで広く栽培されていましたが、現在では希少な存在となっている、スカールベーク種のチェリーを使用したクリークです。
ケステモント醸造所では、自社の畑で有機栽培したものを100%使用しています。(今後、3~5年ほどかけて、さらに300本を植える予定にしています。)
このランビックには、1リットルあたり400グラムのスカールベーク種チェリーを使用しています。
醸造所では通常フルーツを漬け込む際、ステンレスタンクを使用していますが、このスカールベークだけは木樽に漬け込んでいます。
木樽由来の素朴な風味を感じていただけると思います。
オレンジがかった、ややにごりのある濃いめのルビーレッド。
チェリー、ブラックベリーのような赤い果実の香り、桜餅の葉のような香り、バニラやアーモンドのような香りも感じられます。
口に含むと、チェリーのフレーバーをともなった、生き生きとした酸味が広がります。
とてもシンプルで、ほのかな甘味、塩味も感じられるバランス良い味わい。
あとで舌の上で心地よい渋みが続きます。
ぜひお試しください!
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