新商品のお知らせ

新しい醸造所のご紹介シリーズもこれで一段落となります。


最後に登場するのは、イクスイクスビター、グーデンベルグ、セゾンドッティニーなどの銘柄で知られる、デ・ランケ醸造所です。

木屋が初めて輸入を開始した2006年から取引のあった、リンブルグ州のケルコム醸造所
近年は、オーナーのマルク氏の体調が思わしくなく、複数の醸造所に委託するようになっていました。
ところが、マルク氏の意向が醸造に反映されないことが徐々に増え、ストレスを溜めていたようです。


ケルコム醸造所のマルクさん(中央)、デ・ランケ醸造所のニノ(右)さん。

そこで、デ・ランケ醸造所のニノさんに協力を求めたところ快諾してくれたため、全面的に醸造を委託することになったのです。
デ・ランケ醸造所は1994年から、ケルコム醸造所は1999年から、と同じような時期にスタートしたこともあり、2人は以前から仲が良かったそうです。

2022年8月から委託醸造が開始されたと聞いて、さっそく醸造所を訪問してきました。

醸造所内もニノさんに詳しく案内していただきました。

すべてのビールにベルギー産の原料が100%使われています。
ホップはペレットを使わず、生のものを使用しています。
私の知る限り、そうした醸造所はこのデ・ランケ醸造所とウェストマール修道院だけです。
ホップ専用の冷蔵庫には、11種類ものホップが丁寧に保管されていました。

原材料、醸造工程ともにとてもこだわりがあり、妥協のない姿勢が感じられました。
ここから数々の素晴らしい製品が生み出される理由が良くわかった気がしました。

熟成用の木樽。

今回、あらたにデ・ランケ醸造所で造られることになった7アイテム他、試飲させていただきました。
どの銘柄もかなりクオリティが高くなったことを実感しました。

中でも、唯一の新製品として醸造されたのが、ビンク・ブランシュケです。
ビンク・ブロンド、ブラウン、アデラルデュス・ダブル、トリプルは本当に久しぶりの輸入となります。
新しくなった、ビンク、そしてアデラルデュス、ぜひお試しください!
※ブルーセム・ビンクのみ、旧製品がございますが、順次デ・ランケ醸造のものに切り替わる予定です。

デ・ランケ醸造所の製品はこちら

木屋では今後、デ・ランケ醸造所からはケルコム社ブランドの製品のみ輸入します。
ケルコム社ブランド以外の銘柄は、これまでどおり正規輸入代理店のEVER BREWさんのお取り扱いになります。

先日、新しいクラフトビール醸造所 ヘドニス初輸入の記事をアップしました。

実は、残念ながら昨年閉鎖となってしまった、シフォン醸造所(Siphon Brweing)のブランドをヘドニス醸造所が引き継ぐ事になったため、このたび木屋とのご縁に繋がりました。

シフォン醸造所(Siphon Brweing)閉鎖による終売のお知らせ

シフォン醸造所は、1902年にFranciscus Callewaertによって設立された伝統的なレストランSiphonの敷地内に位置しており、当初は漁師たちが多く集まるカフェでした。

2016年、醸造所はレストランSiphonの別棟に設立され、最初の醸造はその年の4月に行われました。
レストランSiphonで最も有名な料理は鰻ということで、醸造所のロゴは鰻をイメージしたものになりました。
醸造所はオーナーのヤン氏のほか、フランクリン、ブレアンダン、マティアス各氏によって運営されていました。

伝統的なベルギービール文化を尊重しつつ、常に新しいチャレンジを心がけていた醸造所。
ビールのアイデンティティーは醸造所が位置するダム地域とそれぞれ関係があり、ネーミングはとてもシンプルでわかりやすいものになっています。

この醸造所との出会いは本当に偶然でした。
2018年2月に訪れたブルージュで、2be Beer Wallというボトルショップを覗いた際、とても気になるデザインのボトルを見つけました。
そのビールはちょうどその後参加したブルージュ・ビア・フェスティバル2018にも出店していたため、さっそく立ち寄ってみたのです。

そこで彼らの説明を聞きながらビールをティスティングし、これまでには無いスピードで輸入するに至ったのです。
まさしくジャケ買いからスタートしたのですよね。
ラベルデザインはとても洗練されており、背景にある物語を連想することができます。
これらのデザインはベルギーのデザイン学校を卒業した、アメリカ人のCody Watsonによって制作されています。

「シンボル・カラー・ワード」の3つのコンセプトの下、美しいワインボトルの隣にあってもとても目を引くデザイン。
ブリンケルとズワーリュウのラベルは、WORLD BEER AWARDS 2017で、ベルギーのBest Label Design賞に選ばれています。
BEST NEW BREWERY IN BELGIUM

また、醸造所自体は、アメリカの有名なレーティングサイトRatebeerにおいて、Ratebeer Awards January 2018で、Best New Brewery in Belgiumにも選ばれています。

しかし、COVID-19による醸造、販売への影響、原材料費の高騰などにより、経営を続けることが困難となり、残念ながら2022年に閉鎖が発表されました。

実は、Siphon醸造所が閉鎖を決めたとき、Hedonis醸造所は移転して醸造所を拡大することを考えていました。
それなら、Siphon醸造所の醸造設備を使えばちょうどよいのでは!ということで、うまく話がまとまったわけです。
ということで、5年前のコラボレーションによって縁があったHedonis醸造所で今年からSiphonのブランドが引き続き醸造されることになりました。

こちらがコラボレーション時の貴重な動画。
先日再リリース版を輸入した、EXCUSE ME WHILE I KISS CASSANDRAです。

現在の醸造設備はシフォン醸造所で使用していたものがそのまま使われています。
左はレオポルド氏(Hedonis)、右はフランクリン氏(Siphon)。

前置きが長くなりましたが、こうして再びシフォンの2銘柄を輸入できることになりました。

ダム・ネーション330ml
ややにごりのあるオレンジがかったアンバー。
とても泡持ちが良いです。
パッションフルーツ、パイナップルのようなトロピカルフルーツの香り、グレープフルーツのような柑橘系の香りがあります。
口に含むと柑橘系のフレーバーを伴ったきめ細やかな強い苦味を感じます。
とてもフルーティーでバランスの良いミディアムボディのIPA。

ベルギービールJapanでもBEER BOUTIQUE KIYAでもとても人気が高かったビールです。

ブリンケル330ml
ややにごりのあるオレンジがかった濃いめのゴールド。
とても泡持ちが良いです。
レモンやオレンジなどの柑橘系の香り、他にも白桃、ハーブ、コショーの香りがあります。
レモンのフレーバーを伴った生き生きとした酸味が喉の渇きを潤してくれるフレッシュな味わい。
やがて心地よい苦味があらわれます。
とてもリフレッシングなミディアムボディ。
ラベルにはこのビールのフレーバーの特徴であるレモンが描かれています。

 

ぜひお試しください!

ヘドニス醸造所のビールはこちら

このたび、新しいランビック醸造所 ケステモントから初めて輸入を開始することになりました。
2010年代後半から次々に誕生しているランビック醸造所、そしてブレンダーですが、このケステモントもそのうちの一つです。

今年の3月にベルギーに行った際、さっそく訪問してきました。

醸造所がある、ディルベークは、ランビック醸造所が集まる地域にあります。
リンデマンス醸造所から車で5分ほどの場所です。
徒歩圏内に、デ・ネーヴ、エイレンボッシュなど、かつて操業していたランビック醸造所がありました。

ケステモント醸造所は、もともと1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の場所にあります。
2016年にこの土地と建物をケステモント家が購入しました。
ケステモント家はもともとグーセンス醸造所の近くで暮らしていて、現在のオーナー兼ブルワーはランビックの醸造所を間近に見ながら育ちました。

2019年から、Den Herbergの原酒を使ってブレンダーとしてスタート。
2021年3月から自社での仕込みを開始し、最初のランビックが木樽に入れられ熟成が始まりました。
2022年9月から最初のビールを販売開始しました。

中庭に設置されたクールシップ。

仕込み室。

ランビックの醸造、樽熟成、ブレンドは18世紀に建てられた古い納屋の中で行われます。
現在、1階にはデン・ヘルベルグのランビック、2階には2022年12月に導入された樽が設置されています。

1968年まで操業していたランビック醸造所、グーセンス醸造所の跡。
博物館にする計画があるとのこと。

オーナー兼ブルワーのリアス・ケステモント氏(右)と父フランシスは、オーナー兼CEOのウィム・クリーケマンス(中央)と醸造所を共同所有しています。
リアスとウィムは義理の兄弟でもあります。
※リアスさんはものすごいイケメンでした。

ウィムさんとフルーツ。
醸造所では自社でほとんどのフルーツを栽培して、ランビックに使っています。
ホップはポプリンゲ産のものを使用しています。

造られる製品はセルティシス(旧エコセール・ベルギー)認定を受けています。
写真の4つのマークのうち、一番右。

※セルティシス
ベルギーの有機製品認証機関のひとつで、EUの基準に基づいて認証を行っている。
認証を受けるためには、最低3年間、化学肥料、除草剤、農薬を使用しないことはもちろん、土壌検査や保管場所のほか、多くの厳しい基準を満たす必要がある。
また毎年1回査察を受ける義務があり、それに合格した製品だけがセルティシスのマークを表示することができる。

可愛らしいラベルは版画で印刷したものをスキャンして作られています。

今回は、写真の3種類をティスティングさせてもらいました。
グーズは今年の夏以降に出来上がる、ということで、年末までには輸入する予定です。
詳しいことはまたその際に。

夏からは見学コースも設置されるとのこと。
次回はツアーで訪れてみたいです。

そして、これが今回唯一輸入できた、ケステモント・オード クリーク スカールベーク 375ml

以前は醸造所のあたりで広く栽培されていましたが、現在では希少な存在となっている、スカールベーク種のチェリーを使用したクリークです。
ケステモント醸造所では、自社の畑で有機栽培したものを100%使用しています。(今後、3~5年ほどかけて、さらに300本を植える予定にしています。)
このランビックには、1リットルあたり400グラムのスカールベーク種チェリーを使用しています。

醸造所では通常フルーツを漬け込む際、ステンレスタンクを使用していますが、このスカールベークだけは木樽に漬け込んでいます。
木樽由来の素朴な風味を感じていただけると思います。

オレンジがかった、ややにごりのある濃いめのルビーレッド。
チェリー、ブラックベリーのような赤い果実の香り、桜餅の葉のような香り、バニラやアーモンドのような香りも感じられます。

口に含むと、チェリーのフレーバーをともなった、生き生きとした酸味が広がります。
とてもシンプルで、ほのかな甘味、塩味も感じられるバランス良い味わい。
あとで舌の上で心地よい渋みが続きます。

ぜひお試しください!

ルプルス醸造所より初輸入となる缶ビール2種が販売スタートしました。

【ルプルス ヘイジー・セッション缶 330ml】

ニュージーランド初の新しいホップ、ネクタロンと人気のシトラを使用した新しいタイプのヘイジー・セッションです。
低アルコールながらしっかりとした味わい、かつ爽快な飲み口です。

 

【ルプルス ヴィスタ缶 330ml】

ルプルス・ブロンドに毎年違うホップを使用してドライホッピングを行う年1回のみの限定品が缶に詰められました!
柑橘類やトロピカルフルーツのようなフレーバーを伴ったボリュームある味わいを感じます。

 

【ルプルス・マグナム2023 ヴィスタ 1500ml】

ヴィスタはマグナムボトルもございます!
ベルギービールはビッグボトルがおいしい!とよく言われますが、缶ビールと飲み比べてみてはいかがでしょうか?

 

どれを飲んでもおいしい!ルプルス醸造所のビール一覧はこちら

 

セゾン・デュポン キュヴェ ドライホッピング 330ml

年に一度限定醸造される、デュポン醸造所のビールが久しぶりに入荷しました。
2011年から醸造され、世界各国で人気を集めている、「セゾン・デュポン キュヴェ ドライホッピング」は、世界のセゾンビールのお手本とも言える「セゾン・デュポン」に、ドライホッピングをほどこした特別品。

2022年のホップは「Styrian Wolt」。
スロベニアのホップ研究所によって開発され、スティリアン種の中でも最新のホップです。

フルーティーでフローラルな強い香りが特徴。
また、トロピカルフルーツの甘い風味や、芳醇なマンゴー、エルダーフラワー、さらにはスミレの複雑な香りも感じられます。

デュポン醸造所のビール一覧はこちら

デュベル・バレル・エイジド・No.7瓶750ml(グラス付き)

2019年に初めて日本に輸入された、デュベル・バレル・エイジドが、NEWバッチで限定入荷しました!(前回がNo.4でした)

デュベル・バレル・エイジドは、醸造家がデュベルを使い実験的に造ったビールです。
世界的にも著名なデュベルを、古く伝統的なオーク樽熟成の技術を使って、新しくエキサイティングな味へと変貌させました。

過去のデュベル・エイジドシリーズでは、バーボン樽やラム樽で熟成させたものが造られてきました。
今回、醸造所はアイルランドへ赴き、ティーリング・ウイスキー蒸留所の樽でデュベルの熟成を試みることにしました。
オークやバニラのスモーキーな香り、乾燥した洋ナシなどを思い出させる甘くフルーティーな香り、そしてかすかながら魅力的な酸味を感じる後味を併せ持ち、オリジナルのウイスキーの特徴をよく備えたビールが完成しました。
※輸入元様資料より

そして、今回はおいしく飲める専用グラスも付いています!

デュベルの専用グラスと言えば豊かな泡立ちを受け止めるふくよかなチューリップグラスのイメージ。
ですが、さすがのバレルエイジドはのど越しよりもゆっくりと舌の上で転がしたくなる味わいのビール。
ウイスキーをロックで飲むが如く、手に収まりの良い、小ぶりな専用グラスが付いています。

余韻は長く、食後や就寝前にゆっくり飲みたいフルボディ。
是非専用グラスでお楽しみください。

テイスティングで社長が唸りましたよ!素晴らしい出来栄え!
何を飲んでも美味しいルプルス醸造所から初めてのコラボビールが誕生。
バッファロー・トレースのバーボン樽で熟成したインペリアルポーターです。

★★ラ ヌイ・アメリケーヌ 330ml
バーボン熟成による複雑さと同時に重たすぎず飲みやすい、素晴らしいバランスのインペリアルポーター。

コーヒー、チョコレート、オーク、ラム酒、ドライフルーツなど複雑さがありながら、
しかし、重すぎず、むしろドライな仕上がり。
これは甘いものと合わせたくなる!通で大人な飲み方もできるビールです。

 

ところで・・・
ルプルス醸造所から初めて!のコラボビールが登場したわけですが
実は我々木屋も初めて!のコラボビールが先日、完成いたしました!
今や、その人気は全国区のY.MARKET BREWING/ワイマーケットブルーイングさんとコラボしたビール。

その名は「1er Cru/プルミエ クリュ」Belgian Style Strong Blonde Ale

樽ビール飲みのリリースですが、5月中旬より一般発売されていますので
みなさまのお近くのビアバーで「1er Cru/プルミエ クリュ」を見かけたら是非飲んでみてください!

↓↓コラボビール完成までのお話はこちらでどうぞ↓↓

☆「1er Cru/プルミエ クリュ」降臨☆仕込み編

☆「1er Cru/プルミエ クリュ」降臨☆イベント編

シメイ・ドレーは、修道院開設当初よりスクールモン修道院の修道士、ならびに修道院を訪れたゲストのみしか口にすることが出来なかった門外不出のビール。

このたび、小瓶(330ml)だけではなく、大瓶(750ml)も輸入されることになりました。

シメイ ドレー750ml
シメイ ドレー750ml

これで大瓶も、小瓶と同じく定番品が5種類となりました。

シメイ ビール一覧

ワインのように楽しむ、濃厚でアルコール度数の高いビールから、さわやかですっきり飲めるビールまで。
シメイビールだけでもさまざまな味わいを飲み比べしてお楽しみいただくことができます。

シメイビールはこちらからご覧ください

 

ホワイトチョコレートや生クリームを使った生地に抹茶を混ぜ、小豆やナッツと、マシュマロがはいった、チョコレートスイーツ。

ホワイトデーにお届けする、抹茶ショコラバトンとベルギービール4本セットはこちらから抹茶のショコラバトン

ナッツやマシュマロなど「 洋 」と、甘納豆という「 和 」が混ざりあい、とてもリッチな味わいです。

抹茶の旨味が、ギュっと凝縮されていて、濃厚です。

この抹茶ショコラバトンとペアリングしていただきたい、ビールがこちらの4種類。

はちみつをつかった「ビーケン」
さわやかな小麦のビール「パーテルリーヴェン ヴィット」
オレンジのような柑橘系を感じられる「ルプルス・ブロンド」
フルーツジュースのようなチェリーのビール「ブルーセム クリーク」。

バレンタインのお返しにも、ご自宅用にもぜひご利用下さい。

単品での販売もしています。
お好きなベルギービールと組み合わせてお楽しみください。

【ホワイトデー・予約】単品・抹茶ショコラバトン(スイーツ)はこちら

2022年ベルギービールJapanで、最も人気だったベルギービール10種類を送料無料でお届けします。

ベルギービールJapan年間売上トップ10

【送料無料】2022年間売上トップ10セット

贈答品としても、ご自宅用としても人気の、飲み比べセットです。

ビール好きさんにきっと喜んでもらえる、ペールエールの「ルプルス・オペラ」。
女性やビールの苦手な方でも飲みやすい、ホワイトビールの「パーテルリーヴェン・ヴィット」「ルプルス・ブランシェ」。

さらに、スタウトビールや修道院でつくられているトラピストビール。
赤ワインを思わせるような、レッドビールなどなど。

飲み比べが楽しい、さまざまな味わいの10本をご用意しました。

セットには、味わいチャート付きのビール説明書と、ベルギービール専用コースター4枚を同梱します。

他の商品との組み合わせも可能です。箱が1個におさまる量であれば、追加分も送料が無料となり、お得にご利用いただけます。

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