2011.04.19
5日目(1):パルム醸造所
今日は8時過ぎにホテルを出発して、2軒の醸造所訪問。
まず1軒目はパルム醸造所。
門に掲げられた看板には、「KIYA-Japan」の文字が。
こういう気遣いが嬉しい。
醸造所の歴史など聞きながら醸造所見学。
パルム(Palm)醸造所はフラームス・ブラバンド州(Flemish Brabant)の北西にあるステーンフッフェル村(Steenhuffel)の中心地(デュベル醸造所から車で10分)に位置し、この場所で255年以上にわたって上面発酵ビールである「パルム」(Palm)を醸造している。
この村でのビール造りの最も古い記録は1597年に遡る。
1747年、当時「ドゥ・ホールン」(De Hoorn)と呼ばれていた、パルム醸造所が役所から正式に醸造所として認められた。
1975年になって醸造所の名前は、自社ビールで一番人気のあるパルムの醸造元であることをよりよく認識してもらうため、パルム醸造所と改名された。
1980年にブラバント馬のイメージが会社のロゴとして加えられた。
ハーブの部屋。さまざまなハーブが展示してある。
倉庫、瓶詰めライン。
パルム・エクスプレスに乗って別の場所へ。
パルム所有の中世のお城へ。
1970年代には使われなくなり、城主のヴァン・マルデイゲン氏が農家に貸していたものを1980年頃パルムが購入。
たくさんの馬具。
厩舎。
ブラバント馬は18世紀に開発された農耕馬。
力強いが、性格は優しく、よく言うことを聞く。
1800年、パリのコンテストで優勝してから人気が出て、アメリカにも20万頭の輸出実績がある。
車の時代になって衰退した。
プレートには、「ローデンバッハ」。
本当はパルムの泡の色と同じ、VOS(色の種類)という色にしたかったが、ベルギーにはもういなかったので、アメリカから輸入して掛け合わせた、とのこと。
見学終了後はお楽しみのティスティング。
前社長アルフレッド・ヴァン・ロイ氏と現社長ヤン・トイ氏。
アルフレッド氏は96歳で死去、甥のヤン氏に引き継いだ。