2006.11.04
3日目その1:カンティヨン醸造所
■ジュ・ド・バル広場の蚤(のみ)の市
6時半起床、7時に朝食へ。
食事が終わってロビーに出ると5~6人の方がロビーに座っていて、ジュ・ド・バル広場の蚤(のみ)の市に行くというので、便乗することにした。
実は2年前に少しだけ素通りしたことがあったのだが、ぜひまた行ってみたいと思っていたからだ。
8時頃再びロビーに集合して徒歩でジュ・ド・バル広場に向かった。
ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会
広場へは歩いて15分ほど。
途中、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会を通り、閉まっている店舗のショーウィンドウなどを見物しながら歩けばすぐだった。
開店準備中の出店者たち
ちょうど店開きの準備をしている店が多く、出店者だけでも賑わっていた。
いろいろ見て回ったが、「こんなもの売れるの??」というような、びっくりするようなものまで並べられていて面白い。
蚤の市というよりガラクタ市、または廃品市といった感じ。
めずらしいグラスも
皆それぞれ自分のお目当てのものを探して歩き回っていたが、そのうち1軒面白そうな店を見つけた。
一応目星を付けておいて、後で再び訪れてみた。
私の目当てのものはベルギービールのグラス。
金縁のステラ・アルトワのグラス
めちゃくちゃ汚かったが、見たことのない珍しいものをいくつか発見。
(グラスの持ち帰りは3個までだからな!)と自分に言い聞かせながら、結局5ユーロで2個購入。
店番の若者、包装中
一緒に品物を物色していた大阪のTさんも珍しい洋酒の水差しを発見したようで、かなり高額な買い物をしていた。
ただ交渉しようにも、店番の若者は英語がまったく通じない。
こっちだってそう喋れるわけではないのだが、数字さえ通じないのにはさすがに参った。
日本人に英語で話しかける外国人もこう思っているんだろうな~と実感。(笑)
そうしているうちにかなり時間が経っていたので、寒い中急いでホテルに戻った。
■カンティヨン醸造所へ
カンティヨン醸造所
ホテルに戻るともう9時過ぎ。
急いで準備をして集合場所へ。9時半にはバスで出発した。
目的のカンティヨンはすぐ近くなので10分少々で到着してしまった。
案の定、扉は閉まっており中には誰もいない。
待つこと20分少々でようやくジョン氏が出勤してきた。
私たちもバスを降りて醸造所の中へと入った。
ヴァン・ロワさんの案内で見学
遅れてヴァン・ロワさん登場。
いつもの調子で醸造所の見学がスタートした。
冷却層
屋根
熟成樽
ろ過
ここでグーズのブレンドが行なわれる
瓶詰めしたばかりのクリーク
ここも個人的には今回で5回目の訪問。
今年に入ってだけでも2回目の訪問になる。
今回は自分の聞きたい質問が1~2問あったので、それを投げるタイミングだけ計りながら、あとは通常の説明を聞いたり、撮影をしたりしていた。
見学中は、さすがプロの皆さんだけあって興味深い質問が次々に出てとても勉強になった。
私個人の質問も、ヴァンロワさんから期待通りの答えを聞くことができ、とても満足だった。
しかしヴァンロワさんは何回お目にかかっても熱い人だ。
ランビックについて話し出すと話が止まらない。
今回もヴァンロワさんのランビックに対する愛情と情熱を感じた。
最後はティスティング
結構ゆったりと時間を使いながら最後の工程を見学した後、恒例のティスティング。
今回はブルオクセラ2003、グーズ、クリークなどが出された。
カンティヨングッズがいっぱい
その間買い物したい人はマリーさん(ヴァン・ロワさんの奥さん)に注文。
たくさんの人がいる割にはのんびりしているが、商売気がなくてかえって微笑ましい。