2008.03.26
7日目ケルコム醸造所、アントワープへ
■ケルコム醸造所へ
午前6時半起床。
この日もゆったり朝食をとって8時にOさんと合流。
天気予報によると今日は一日中雨のようだ。
今日最初の訪問場所はリンブルグ州にあるケルコム醸造所。
特に渋滞なども無く、予定通り午前9時に醸造所到着。
醸造所の中に入るとどうやら工事中の様子。
マルク氏に聞いてみると、法律の関係上、醸造器具などの場所を移動せざるを得なくなったため、改装したり、醸造器具を買い換えたりと、大変な様子だった。
タンク等もすべて新しくなるとのことで、その後の味わいの変化などについては気になるところ。
醸造所内の一角にはテントを立ててカフェを増設。
なんでもベルギーのBRTというテレビ局で、「KATARAKT」という、ここハスペンゴウ地方を舞台にしたフィクションのドラマが放映されたとのこと。
その影響で観光客が急に増えたそうだ。
番組自体は3月2日に終了しているが、花が咲く4月中旬以降に、また観光客が増えることを予想して準備しているとのこと。
マルク氏のお宅に招いてもらい、奥さんのマリーナさんも交えてビール、軽食とともに打ち合わせ開始。
これは醸造所の130周年と、先ほどのテレビドラマを記念して造られた新しいビール。(グラスはマルク氏とマリーナさんの結婚式の引き出物)
レギュラー商品のブルーセム・ビンクの内容を一時的に変えて醸造するとのこと。
「KATARAKT」はフラマン語で目という意味で、白内障の女性キャスターが主人公のドラマだったそうなのだが、そのタイトルを文字って、「Ka(ta)rakter」と名づけられている。
ビールには果物だけで作ったシロップや、内緒(笑)の原料が使われている。
スタンダードのブルーセム・ビンクに比べると、ラズベリーやカシスなどのベリー系の香りがとても強くいのが特徴。
他にもいろいろ打ち合わせをして、11時頃醸造所を出発した。
午後からは主にアントワープで輸送関係の打ち合わせ。
パナルピナ(PANALPINA)、ノヴァナシー(NOVA NATIE)の各担当者とミーティング。
日通で別送品の打ち合わせをした後、Oさんのお宅へ。
まもなく結婚される婚約者のSさんと一緒に夕食。
かなり日本の料理の特徴が取り入れられていて親しみやすい食事だった。
話も弾んで実に楽しいひと時を過ごすことができた。
午後8時頃ホテル帰着。