2007.03.05
5日目:スラッフムールダー醸造所
■スラッフムールダー醸造所へ
午前7時半起床。
どうも無線LANの状態が悪く、今朝はネットに接続できない。
9時には出発し、スラッフムールダー醸造所には約束の10時ちょうどに到着した。
これまで窓口になってくれていたブリジット・ヴァン・クッツェムさんが出迎えてくれた。
彼女はこの醸造所の5代目の子孫に当たる。
醸造所の責任者であった叔父のミシェル氏が3ヶ月前に突然亡くなり、現在ブリジットさんが子孫として後を継いでいるそうだ。
たまたま2日前のZYTHOS BIERFESTIVALでも会っていたが、偶然にも同行しているVさんと同級生だったとのこと。
世間は本当に狭い。
まずはスラッフムールダーの歴史や醸造に関するビデオを見せていただいた。
1862年にエマニュエルが醸造開始。
以前はニノーヴの街中にある修道院の敷地内にあった。(醸造所の窓から見ることができる)
1925年に現在の場所に移転。
当時は下面発酵のビールのみを醸造していたが、現在はウィットカップを始めとした上面発酵のビールを醸造している。
ビデオを見た後は、醸造責任者であるカレル・ゴドー氏に交代。
なんと彼はランビックのデュ・カム醸造所の醸造士でもある。(詳しくはまたの機会に)
粉砕機。
フランドル地方に1軒だけ残っているディンゲマンス製麦所のものを使っている。
冷却器。
開放式の発酵槽。
衛生上の問題で中に入ることはできなかった。
仕込釜。
煮沸釜。
他の醸造所にもあるような、古い醸造器具などを展示したコーナーがあり、試飲できる設備もある。
ここには現在は使っていないが、1910年から使用していたというスチームエンジンも展示してあった。
ここでウィットカップをはじめ、5種類ほどのビールを試飲。
試飲中にものすごい勢いで雹が降ってきて驚いた。
左から、ブリジットさん、私、カレルさん。