HAACHT

ハーヒト醸造所

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HAACHT:Provinciesteenweg 28、3190 Boortmeerbeek
http://www.haacht.com/en/Language-selection

ハーヒト醸造所のある町

ハーヒト醸造所はルーヴァンの北に位置するボールトミールベークにある家族経営による醸造所です。

ハーヒト醸造所の歴史・特長

ハーヒト醸造所は現存しているベルギービール醸造所の中では規模的に第三番目ですが、ルーヴェンとメッヘレンとの間にあるフラマン・ブラバント州にある家族経営による醸造所です。
ハーヒト村とその周辺では少なくとも400年にわたってビールの醸造が行われてきました。
16世紀末の記録によると「パラデースヴォーゲル(Bird of Paradise)」という地ビールハウスがあり、通行人にビールを提供販売していたそうです。
この村がデール川に近い要衝の地にあったためとても通行人が多かったのです。

1898年6月14日にデ・ローという醗酵技師が、自分の働いていた乳製品会社で自家製の最初のビールを造りました。
その後、この工場の名前が「ハーヒト乳製品会社」から「ハーヒト醸造所兼乳製品会社」に変わり、数年後の1929年には乳製品の製造を完全に止めてしまいました。
第一次世界大戦の影響により、この地域のすべての醸造所は深刻な影響を受けるか、または完全に破壊されてしまうものさえありましたが、ハーヒト醸造所だけがこの地域で唯一戦争末期まで残りました。

1924年には、首都ブリュッセルとハーヒトの間を走っていた蒸気鉄道が電気化されました。
この「ビール鉄道」のおかげでより簡単にビール樽がブリュッセルに運ばれ、そこから荷車に積まれてブリュッセル全域のビール卸商やカフェに届けられました。
ハーヒト醸造所はその後ブリュッセルやベルギー全国に渡って次第に多くの地ビール醸造所を買収し、ベルギー市場でその影響力を拡大していきました。

第二次世界大戦後、デ・ロー氏の義理の息子であるヴァン・デル・ケーレン氏が醸造所の経営を引継ぎ、更に生産規模を大きくしました。
また、樽に加えて瓶詰めビールの販売も開始しました。
その後、最も良く知られたラガービールである「Primus」(プリムス)の販売を1975年に開始。 
最近では生産活動の多様化を図っており、1985年よりペプシコーラのベルギーにおけるボトリングと卸販売活動、また1995年にはフランスで2ヶ所のワイナリーを、2002年にはオランダで1ヶ所の醸造所を取得しています。
現在、ハーヒト醸造所は年間で約10万klの生産があり、ベルギー全土で約6,000軒の自社パブを展開しています。第四世代となるヴァン・デル・ケーレン家族が今もこの醸造所を経営しています。

ハーヒト醸造所の概要

醸造所名 HAACHT
住所 Provinciesteenweg 28、3190 Boortmeerbeek
公式サイト http://www.haacht.com/en/Language-selection
地域 フランデレン地域  フラームス・ブラバント州
代表銘柄 プリムス、ミスティック・チェリー
商品を見る 取扱い商品はありません

醸造所訪問記

訪問記はありません。


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