KONINGSHOEVEN

コニングスホーヴェン修道院

KONINGSHOEVEN:Eindhovenseweg 3 5056 RP Berkel-Enschot
https://www.koningshoeven.nl/

コニングスホーヴェン修道院のある町

オランダ 北ブラバント州 アイントホーフェンから北西に30kmほどの場所にあります。

コニングスホーヴェン修道院の歴史・特長

世界で11ヵ所しかないトラピストビール醸造所のうち2ヶ所がオランダにあります。
コニングスホーヴェン修道院は1881年に設立され、ビールの醸造は3年後の1884年に開始されました。
コニングスホーヴェンは、「王の庭園」という意味です。

1996年に民間のビール会社と契約し修道士が醸造に携わらなくなったためトラピストビールの称号を取り消されました。
その後、修道士が醸造に携わることになり、2005年9月から再びトラピストビールを名乗っています。

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修道士たちはかつては朝4時半に起きて夜9時に寝るまでが一日の生活でした。
そのうちに7回のミサがあり、最終は夜中の1時半にも行っていました。
食事はパンと水だけ。

1968年まで修道士は一日中黙って過ごしました。
それ以降も話すことは許されたものの、必要最小限に留められました。
2010年現在、修道士は23歳から88歳までの18名。
外部の者でも1泊40ユーロで宿泊することができます。
とても人気があり、特に週末は来年末まで予約でいっぱいになるそうです。

修道士たちは当初ドイツで下面発酵ビールの醸造を学びました。
第二次世界大戦の時には多くの醸造所がドイツ軍に釜などを接収されましたが、この修道院のものは小規模だったため幸いにも接収を免れました。
しかし第二次世界大戦後は原料が手に入らなくなってしまったため、レモネードなどのソフトドリンクを製造しました。

1960~70年代には、ピルスナーの人気とともにここでも下面発酵用に設備を入れ替えました。
醸造するビールはとても人気を博しましたが、そのため労働の比重が高まり、祈りがおろそかになる結果に。
そこでアルトワ社に醸造を委託することになりました。
委託醸造は1980年代まで続きましたが、突然契約が打ち切られてしまいました。

1990年には新しい醸造所を設備。
1999年より設備を拡張するために、ビールの醸造量、コマーシャルの量を増やしました。
現在では年間約10,000klを醸造しており、国内だけでなくヨーロッパ全土、ロシアなどにも輸出しています。

コニングスホーヴェン修道院の概要

醸造所名 KONINGSHOEVEN
住所 Eindhovenseweg 3 5056 RP Berkel-Enschot
公式サイト https://www.koningshoeven.nl/
地域 その他  オランダ
代表銘柄 ラ トラップ・ブロンド、ラ トラップ・ダブル、ラ トラップ・トリプル
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醸造所訪問記

訪問記はありません。


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