ORVAL

オルヴァル修道院

ORVAL:Orval 1、6823 Florenville
http://www.orval.be/

オルヴァル修道院のある町

ベルギー南部のアルデンヌと呼ばれる広大な森林地帯の奥深くに静かに厳粛にたたずんでいます。

オルヴァル修道院の歴史・特長

1070年、最初の修道士達が南部イタリアからこの地にやってきたのがこの修道院始まりです。
1110年頃、その修道士達が立ち去ってしまったため、彼らに代わってカノン派の小さな共同体によって修道院は完成されました。
1124年、教会が完成しましたが、まもなくしてカノン派の共同体は経済的な困難に陥り、シトー修道会に救いを求めました。
1132年3月9日、コンスタンタンに率いられた7人の修道士達がトロワ・フォンテーヌからオルヴァルに到着。
1200年までに新しい教会が完成し、シトー修道会は森林地を開拓して農園なども作りました。
1252年、修道院は大火災によって焼失してしまいました。

17世紀に入るとオルヴァル修道院は最盛期に。
ベルナール・ド・モンガヤール修道院長は修道院を経済的に自立させ、修道院の建物を修復しました。
1637年8月、修道院は軍隊によって破壊され、 再建は17世紀の終わりまでかかりました。
1760年以降、修道院の収入は新しい修道院の建設に向けられ、この年新たな教会堂が献納されました。
1789年、フランス革命が勃発し、オルヴァルの総ての所有財産は没収されてしまいました。
1793年6月23日、革命軍の兵隊達によって修道院は略奪され完全に焼失。

1920年頃、かつての鋳造所にとって代わる資金源として醸造所が設立されました。
(もともと500年前から醸造所はあったが18世紀に破壊されています)
1926年、デ・ハーレン一族(2015年現在、営業輸出担当フランソワ・デ・ハーレン氏の先祖)が、オルヴァルの廃墟と周辺の土地をシトー修道会に提供し、その地に修道院が再開できるようになりました。
フランスのラ・トラップ修道院の修道士だったドム・マリーアルベール・ヴァン・デル・クレイセンが再建のための仕事を引き受け、新しい修道院は建築家のアンリ・ヴァースの設計図によって短期間のうちに建設されました。

1931年、醸造所が建てられ、修道士の監督のもとで醸造所で働くための信者が雇用されました。
その頃修道院では既にパンやチーズを生産していました。
1933年、アンリ・ヴァースによってグラスの型が考案されました。
それまではタンブラー型でしたが、この時にミサでワインを注ぐカリス(シャリス)の形を元として作られました。
1948年、アンリ・ヴァースの設計による新修道院は18世紀のものと同じ基礎の上に建てられ、この年に完成しました。

オルヴァル修道院の概要

醸造所名 ORVAL
住所 Orval 1、6823 Florenville
公式サイト http://www.orval.be/
地域 ワロン地域  リュクサンブール州
代表銘柄 オルヴァル
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