サン フーヤン醸造所

1873年にステファニー・フリアーにより設立されました。
設立当時、すでに「グリゼット」を含むいくつかのタイプのビールを醸造しており、1950年からは、ピルスナーやスタウトなどさまざまなタイプのビール、さらにはサン・フーヤン修道院のビールの醸造も始めました。

1977年から約11年間、醸造を停止していましたが、1988年に再開。
2000年にはフリアー醸造所から、主力の銘柄よりサン・フーヤン醸造所に改名し、現在は4世代目のブノア・フリアーと、ドミニク・フリアーの兄妹が経営しています。

サン・フーヤンは、かつて存在した修道院に因んだアビイ・ビール。
7世紀に、フーヤンというアイルランドの修道士が福音を説くために大陸へやって来ました。
しかし655年、現在のル・ルゥのあたりで迫害を受け処刑されてしまいます。
その場所に、彼の弟子たちによって1125年に建てられたのが、サン・フーヤン修道院。
ここでは、それから何世紀にもわたってビール造りが行われてきましたが、フランス革命によって破壊されてしまいました。