VERHAEGHE

ヴェルハーゲ醸造所

VERHAEGHE:Beukenhofstraat 96 B-8570 VICHTE
http://www.brouwerijverhaeghe.be/

ヴェルハーゲ醸造所のある町

ヴェルハーゲ醸造所はブリュッセルから西へ車で1時間ほどのところにあります。


ヴェルハーゲ醸造所の歴史・特長

ヴェルハーゲ一族は、16世紀から醸造を手がけている由緒ある一族です。
1892年からあるこの醸造所は、規模こそ10分の1ほどですが、ローデンバッハ醸造所と同じく、オーク樽で熟成させる酸味のあるレッド・ビールを醸造しています。

1885年、ポール・ヴェルハーゲ(Paul Verhaeghe、1860-1936)によって設立。
最初に造っていたのは、ヴィヒテナールとフランダース・ブロンドでした。

第一次世界大戦が始まり、ポールがドイツ軍へのビール醸造を断った後、ドイツ軍によって醸造設備を持ち去られてしまいました。

1937年に第2世代目のレオンとヴィクトール・ ヴェルハーゲ(Leon & Victor Verhaeghe)兄弟が、ポールがやっていた醸造-製麦ビジネスを再開。
ピルスナーやエヒテ・クリーク等を醸造し始めました。

その後、第二次世界大戦の勃発によって二度目の災難に見舞われます。
原料の不足から、アルコール度数0.8%の非常に軽い、いわゆる「ゼロ・ウィッツ」(zero-huit)と呼ばれたビールを醸造できたにすぎませんでした。
醸造所が所有するパブの多くもまた、すさまじい爆撃によって商売どころではありませんでした。

戦後、第3世代目のジャック、ピエールによって引き継がれました。
市場ではピルスナータイプのビールが一層その存在を強めていましたが、ヴェルハーゲ醸造所は上面発酵ビールに特化し続けました。

1960年代中頃以降から、もっともっと多くの人々が地方に深く根ざしているオリジナルなビールの味を再発見しつつありました。
この新たな市場傾向が、西フランダース地方の典型的な産物である、伝統的な赤褐色のエールビールの生産に主体を置くことで、醸造所の発展に前向きの衝撃をもたらしました。

現在、醸造所は第4世代目のカール・ヴェルハーゲ(Karl Verhaeghe)と彼の姉妹によって経営されています。
年々生産量が増加しており、年間生産量は1,100KL(2017年現在)になっています。

ヴェルハーゲ醸造所の概要

醸造所名 VERHAEGHE
住所 Beukenhofstraat 96 B-8570 VICHTE
公式サイト http://www.brouwerijverhaeghe.be/
地域 フランデレン地域  西フランデレン州
代表銘柄 ドゥシャス デ ブルゴーニュ
商品を見る ヴェルハーゲ醸造所の商品一覧

醸造所訪問記

訪問記はありません。


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