ゴールデン・エールとは

ゴールデンエール

ゴールデン・エールとは、原料や歴史的経緯を基準とするカテゴリー分類に入りきらない、デュベルを代表格とする分類として故マイケル・ジャクソンによって命名された、フルーティーでアルコール度数の高い、ゴールド色のベルギービール。

ゴールデン・エールの概要・人気の銘柄

名称 ゴールデン・エール (Golden Ale)
発祥国 ベルギー王国
主な原料 麦芽、ホップ
ネット通販 購入可。ゴールデン・エール 商品一覧
代表的な銘柄 デュベル 330ml ¥583
デリリュウム・トレメンス 330ml ¥693
ギロチン 330ml ¥715
価格は執筆時点での当店販売価格です。
作り方
主要産地 下記参照
歴史 下記参照

デュベル 330ml ¥583

「デュベル」は、複雑な香りと味わいが特徴で「世界一魔性を秘めたビール」と称される、ゴールデン・エールの逸品。

ゴールデン・エールの主要産地

ゴールデンエールの主要産地

ネーミングによるところが大きいため、決まった産地は無い。
比較的フランデレンで生産されるものが多い。

ゴールデン・エール(デュベル)の歴史

ゴールデン・エール(デュベル)の歴史

デュベルの始まり

西暦 歴史
1871年 ステーンフッフェル村(Steenhuffel)の醸造一家の息子であった、ヤン-レオナルド・モルトガット(Jan-Leonard Moortgat)が、妻のマリア・デ・ブロック(Maria De Block)と共に醸造所を設立。
1900年頃 ヤン-レオナルドの2人の息子、アルベール(Albert)とビクトール(Victor)が事業に参加。
アルベールは醸造技師となり、ビクトールは配送を担当し、馬車を使って20km以上も離れたブリュッセルまで配送。(当時としては画期的だった)
1914~1918年 第一次世界大戦の頃、人気のあった英国のエールがベルギーにももたらされる。
アルベールは英国エールにならったビールを造ろうと、ジャン・ド・クレルク教授に調査を依頼。
1918年以降 英国の「マックワンズ」の酵母から分離・培養した酵母を使用し、新たなダーク・ストロングエールを醸造。
アルベールが造った英国風エールは、当初は1918年に終結した第一次世界大戦を記念して「ヴィクトリー・エール」と命名された。(当時はダークビールだった)
その後、近所の靴屋ヴァン・デ・ワウワー(Van De Wouwer)が試飲会で、「このビールはまさに悪魔だ」と表現。(後の命名に)
1923年~ そのビールは、“Duvel”(オランダ語で悪魔の意味)という銘柄で販売をスタート。
当時の生産量は木箱でわずか数十箱分という、小規模なものだった。
1945年以降 ピルスナータイプのビールが市場を席捲。
モルトガット醸造所でもこれに対抗する新製品の開発を進める。
1950年代以降 モルトガットの第三世代が事業を引き継ぐ。
2代目アルベールの息子、ベルトとマルセル・モルトガット(Bert & Marcel Moortgat)、そしてビクトールの息子、レオンとエミール・モルトガット(Leon and Emile Moortgat)の2組の兄弟たち。
彼らの指揮のもと、醸造所は技術的にも販売上でも、今までにない、より高い水準へと発展。
ベルト(アルブレヒト)は1994年まで社長を務め、2011年5月に亡くなった。
1960年代 1960年代後半、デュベルのグラスが初めてチューリップ型グラスになる。
それまで無かった330ml瓶1本分が注げるもので、デュベルを美味しく味わうためにあらゆる工夫がなされていた。

デュベルの黄金時代始まる

西暦 歴史
1970年 ゴールド色の“デュベル”発売。
“デュベル”の黄金時代始まる。
この旗艦ブランドの成功をたたえ、後にグループ会社名が「モルトガット」から「デュベル・モルトガット(Duvel Moortgat) 」に改名された。
1994年 4代目 ミシェル・モルトガットが社長に就任。

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