トラピスト・ビールとは

トラピスト・ビールとはビールの分類名ではありませんが、いずれの修道院も他のビールのお手本になるようなすばらしいビールを造っています。
トラピスト・ビールの概要・人気の銘柄
名称 | トラピスト・ビール (Trappist Beer) |
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発祥国 | ベルギー王国 |
ネット通販 | 購入可。トラピスト・ビール 商品一覧 |
代表的な銘柄 | ウェストマール・トリプル 330ml ¥715 オルヴァル 330ml ¥704 ロシュフォール10 330ml ¥935 価格は執筆時点での当店販売価格です。 |
作り方 | – |
主要産地 | – |
歴史 | 下記参照 |
「シメイ」は、トラピスト・ビールの中でも最もよく知られた銘柄です。シメイ・ブルーは、もともと1948年にクリスマスビールとしてリリースされたもので、人気を集め、現在では通年で生産されています。
トラピスト・ビールの歴史

西暦 | 歴史 |
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1098年 | ベネディクト会からシトー会が派生。 もともとクリュニー会の修道院長だったロベールが、フランスのシトーに「シトー修道会」(白い修道士)を設立。 「聖ベネディクトの戒律」を厳密に守って、彫刻や美術による教示を禁止した。 |
12世紀 | シトー会から厳律シトー修道会が派生 フランスのノルマンディー地方、トラップ修道院の厳しい規律に従うシトー修道会のグループが、「厳律シトー修道会」、修道院の場所の名を取ってトラピスト(女子はトラピスチヌ)と呼ばれるようになった。 |
1789年~ フランス革命 | キリスト教は徹底的な弾圧を受ける。 聖職者は追放され、修道院は略奪、破壊。 修道院におけるビール醸造も壊滅的な打撃を受ける。 |
19世紀 | トラピスト修道院がビール醸造を開始、または再開。 ウェストマール、オルヴァル、シメイ、ウェストフレテレン、ラ・トラップなど。 |
1962年 | オルヴァル修道院がベルギー貿易通商裁判所に呼称を保護するように申し出たため、承認され法的に保護される。 |
1997年 | 国際トラピスト協会(International Trappist Association)を設立し、基準を満たした商品にのみロゴが印刷されたラベルの使用を許可する取り決めがなされた。 |
Authentic Trappist Product

Trappist®の商標を使用してビールを販売しているトラピスト修道院は世界に11ヶ所あります。
そのうち ”Authentic Trappist Product” のロゴマークを付けることができるビールを醸造している修道院は9ヶ所。(2024年2月現在)
国際トラピスト協会(International Trappist Association)では、以下の3つの厳格な基準を満たしている商品についてのみATPラベルの使用を許可している。 (ビールの場合)
・トラピスト会修道院の敷地内にある醸造所で醸造されること。
・醸造はトラピスト会修道士の監督の下で行われること。
・ビールによる収益は、修道士の生活のため、そして修道院の維持のために割り当てられること。残った場合は慈善団体や、困った人々に与えること。
トラピストビール(Authentic Trappist Product)の生産者(2024年2月現在)

●ベルギー
Westmalle(ウェストマール:ウェストマール修道院)
Rochefort(ロシュフォール:サン・レミ修道院)
Orval(オルヴァル:オルヴァル修道院)
Chimay(シメイ:スクールモン修道院)
Westvleteren(ウェストフレテレン:シント・シクステュス修道院)
●オランダ
La Trappe(ラ・トラップ:コニングスホーヴェン修道院)
Zundert(ズンデルト:マリア・トゥーフラフトゥ修道院)
●イタリア
Tre Fontane(トレ・フォンターネ:トレ・フォンターネ修道院)
●イギリス
Tynt Meadow(ティント・メドウ:マウント・セイント・バーナード修道院)
※ATPラベルを付けた商品は、ビール以外にもチーズ、クッキー、チョコレート、はちみつ、リキュールなどがあります。
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