2006.11.04

3日目その2:楽器博物館~ラ・マニファクチュール

■楽器博物館最上階レストランで昼食

買い物などを終えて、すべての人がバスに乗り込んだのが12時半頃。
今度は王立美術館に近い楽器博物館に向かった。

 

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最上階レストランからの展望

 

ここは4年前に一度来たことがあるが、7000点を超える世界中の楽器が展示してあり、貸し出しのヘッドホンで楽器の音色を聞きながら回ることができる。
楽器に興味のある人にはたまらない博物館だ。

 

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レストラン内の様子

 

建物は建築家サントゥノワがオルド・イングランドという服のデパートとして設計した1898年完成のアールヌーヴォー建築。
今回の目的は博物館見学でなく、100年前には展望台として人気のあったという、最上階のレストランで昼食をとることだった。

 

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ワーテルゾーイ

 

すでに予約をしていただいていたので午後1時は着席。
ブリュッセルの街が一望できる素晴らしい席で、ゲントの名物料理ワーテルゾーイをいただいた。

午後2時半頃、食事を終えて一旦バスでホテルへ。
他の参加者の皆さんは美術館やショッピングに行かれるということだったので、私はホテルでちょっと休憩。

 

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グラン・サブロン広場のアンティーク・マーケット

 

ホテルすぐ前のグラン・サブロン広場で開かれていたアンティーク・マーケットをぶらぶらのぞいた後、徒歩でグランプラスに向かった。

 

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グランプラス

 

午後5時、グランプラス集合。
夕食の予約時間まで時間があるので、皆でベルギーのスーパー・マーケットチェーンのデルヘイズへ。

 

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レフ9、家庭用樽詰

 

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アルコール度数1.5%のテーブルビール(左)

 

ここではビール売場などを見学。
ちょうど居合わせたハンス氏に解説してもらいながらいろいろ見て回った。
レフの家庭用樽詰や、これまで見たことの無かったテーブルビールなどが売られていて、とても興味深かった。
他の皆さんはお土産用にチョコレートなどをどっさり購入していた。

■ラ・マニファクチュールへ

午後6時半、店の前で集合。
徒歩で今夜の夕食会場である、ラ・マニファクチュールへ。
7時10分ほど前に店の前に到着したが、灯りは付いておらず人の気配さえない。

 

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スピネコプケ

 

仕方が無い、といっては失礼だが、少し手前のスピネコプケに行くことに。
ただディナーの時間帯なのでビールだけでは入店できない、ということだったのだが、K社さんの顔で特別にビール1杯だけ飲ませてもらえることになった。

 

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カンティヨン・ファロ

 

ここで飲んだのはカンティヨン・ファロ。
昔風のデキャンタで3杯分くらいが入れられて出てきた。
実はここには2年前にも来ていて同じファロを頼んだのだが、そのときは甘すぎて飲み干すのに相当苦労した記憶があった。
しかし今回のものはかなり甘味が抑えられており飲みやすい。
以前にヴァン・ロワさんが「あそこのファロは甘すぎる」と言っていたのを思い出し、(おそらくヴァン・ロワさんから指摘があって砂糖の量を変えたのかな?)などと思った。

 

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ラ・マニファクチュール

 

皆1杯ずつ飲んだ後、ラ・マニファクチュールへ。
店の入り口にはなんと竹が植えてあって変わった雰囲気。
店内に入ると、まだお客さんがいないせいもあるだろうが、すごく広く、吹き抜けになっており、とてもおしゃれな内装の店だった。
元々かばんの製造工場だった場所だそうで、当時の写真なども展示してあった。

 

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店内の様子

 

料理は前菜、主食、デザート各4品の中から1品ずつ選ぶというもの。
ここではソムリエのKさんがフランス語のメニューを見ながら、私たちに分かりやすいように解説してくださった。

 

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きじの料理

 

全般的に東洋のスパイスを多用したものが多かったが微妙な味わい。
ヨーロッパの人には受けるのかもしれないな、と思った。
また例によって料理が出てくるスピードがゆっくりなので、眠たくなってしまった。

 

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夜のグランプラス

 

食事が終わって午後9時過ぎに店を出た。
とても眠たかったが、私を含めた6人だけがビア・サーカスへ行くことに。
前から行きたいと思いながらまだ行ったことが無かったので、ちょうど良い機会だった。

 

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ビア・サーカス

 

美術館の前を通ってどんどん歩くがなかなか到着しない。
途中で迷ってしまったが、ここはベルギー人のハンスさんが居たので大船に乗ったつもりで居てもよかった。
なんとか目的の ビア・サーカスに到着して、奥のバーに陣取った。

 

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ベルジャン・ホワイト飲み比べ

 

奥では16~7歳の若者男女がビールを飲みながら、タバコを吸いながら、大声で歌っていた。
今日はちょうど夜を徹して何かのお祭りが行なわれるそうだ。

 

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ローデンバッハ・アレキサンダー

 

私たちは全員で各々ベルジャン・ホワイトを注文して飲み比べ。
ある方は、現在では製造中止になってしまったローデンバッハ・アレキサンダーを見つけて注文したりしている。
私も樽生のコーナー最上段に、自分の輸入しているビンク・ブロンドを見つけて嬉しかった。
壁を見ているとなんとビンクのチーズ(Bink Kaas)を発見。
さっそく注文していただいた。

 

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これがビンクのチーズ

 

と、この辺りまで記憶があるのだが、不覚にもこのブリュッセルのバーでうとうと居眠りをしてしまった。(笑)
「もう帰るぞー!」の声でびっくりして目を覚ました。

 

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仲良くビールを楽しむ老夫婦

 

しかし良い店だった。
カップル、老夫婦、10代の若者、、老若男女、それぞれがビールを楽しんでいる。
提供されるビールもとても品質が良く、ぜひまた訪れてみたいと思った。

寒い中徒歩でホテルへ。
午前1時半頃到着。
今日一日の画像をパソコンに取り込んだ後、2時頃寝た。

 

 

 

 

2006.11.04

3日目その1:カンティヨン醸造所

■ジュ・ド・バル広場の蚤(のみ)の市
6時半起床、7時に朝食へ。
食事が終わってロビーに出ると5~6人の方がロビーに座っていて、ジュ・ド・バル広場の蚤(のみ)の市に行くというので、便乗することにした。
実は2年前に少しだけ素通りしたことがあったのだが、ぜひまた行ってみたいと思っていたからだ。
8時頃再びロビーに集合して徒歩でジュ・ド・バル広場に向かった。

 

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ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会

 

広場へは歩いて15分ほど。
途中、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会を通り、閉まっている店舗のショーウィンドウなどを見物しながら歩けばすぐだった。

 

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開店準備中の出店者たち

 

ちょうど店開きの準備をしている店が多く、出店者だけでも賑わっていた。
いろいろ見て回ったが、「こんなもの売れるの??」というような、びっくりするようなものまで並べられていて面白い。
蚤の市というよりガラクタ市、または廃品市といった感じ。

 

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めずらしいグラスも

 

皆それぞれ自分のお目当てのものを探して歩き回っていたが、そのうち1軒面白そうな店を見つけた。
一応目星を付けておいて、後で再び訪れてみた。
私の目当てのものはベルギービールのグラス。

 

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金縁のステラ・アルトワのグラス

 

めちゃくちゃ汚かったが、見たことのない珍しいものをいくつか発見。
(グラスの持ち帰りは3個までだからな!)と自分に言い聞かせながら、結局5ユーロで2個購入。

 

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店番の若者、包装中

 

一緒に品物を物色していた大阪のTさんも珍しい洋酒の水差しを発見したようで、かなり高額な買い物をしていた。
ただ交渉しようにも、店番の若者は英語がまったく通じない。
こっちだってそう喋れるわけではないのだが、数字さえ通じないのにはさすがに参った。
日本人に英語で話しかける外国人もこう思っているんだろうな~と実感。(笑)
そうしているうちにかなり時間が経っていたので、寒い中急いでホテルに戻った。

 

 

■カンティヨン醸造所へ

 

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カンティヨン醸造所

ホテルに戻るともう9時過ぎ。
急いで準備をして集合場所へ。9時半にはバスで出発した。
目的のカンティヨンはすぐ近くなので10分少々で到着してしまった。
案の定、扉は閉まっており中には誰もいない。
待つこと20分少々でようやくジョン氏が出勤してきた。
私たちもバスを降りて醸造所の中へと入った。

 

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ヴァン・ロワさんの案内で見学

 

遅れてヴァン・ロワさん登場。
いつもの調子で醸造所の見学がスタートした。

 

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冷却層

 

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屋根

 

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熟成樽

 

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ろ過

 

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ここでグーズのブレンドが行なわれる

 

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瓶詰めしたばかりのクリーク

 

ここも個人的には今回で5回目の訪問。
今年に入ってだけでも2回目の訪問になる。
今回は自分の聞きたい質問が1~2問あったので、それを投げるタイミングだけ計りながら、あとは通常の説明を聞いたり、撮影をしたりしていた。

見学中は、さすがプロの皆さんだけあって興味深い質問が次々に出てとても勉強になった。
私個人の質問も、ヴァンロワさんから期待通りの答えを聞くことができ、とても満足だった。
しかしヴァンロワさんは何回お目にかかっても熱い人だ。
ランビックについて話し出すと話が止まらない。
今回もヴァンロワさんのランビックに対する愛情と情熱を感じた。

 

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最後はティスティング

 

結構ゆったりと時間を使いながら最後の工程を見学した後、恒例のティスティング。
今回はブルオクセラ2003、グーズ、クリークなどが出された。

 

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カンティヨングッズがいっぱい

 

その間買い物したい人はマリーさん(ヴァン・ロワさんの奥さん)に注文。
たくさんの人がいる割にはのんびりしているが、商売気がなくてかえって微笑ましい。

 

 

 

 

2006.11.03

2日目その2:ベルビュー醸造所

■ベルビュー醸造所

 

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ベルビュー醸造所 以前はなかったと思われる看板

 

午後1時30分頃ベルビュー醸造所到着。
しかしこちらも約束よりちょっと早かったため中には入れなかった。
さすがベルギー人。(笑)
時間までちょっとカフェでビールでも、、とバスで向かったが残念ながら目的のカフェはお休み。

 

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入り口すぐにあったクラシックカー

 

結局一回りして醸造所に再び着いた頃に約束の2時になった。
ここに来るのは2年ぶり、2回目。

 

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醸造所内

 

案内役のリナさんの説明でさっそく醸造所内の見学が始まった。
(⇒店主のベルギー訪問記その5 第3日目その2 参照)
もともとのオーナーであったヴァンデンストック家は現在ベルギーのサッカーチームのスポンサーとなっており、チームのスタジアムはヴァンデンストック・スタジアムというのだそうだ。

 

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この左奥の階段から見学コースはスタートする

 

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今は使われていない冷却槽

 

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冷却槽の屋根

 

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熟成庫

 

見学の途中、ソムリエKさんが「なぜランビックを熟成させる木樽の穴は四角形になっているのだろう?」という疑問を持たれた。
自分としても、気にしたこともなかったので理由は知らなかったが、樽を造る職人のビデオを見ていたときにその答えが分かった。
樽を造る際に最後に両端のフタの部分をはめ込んでいくのだが、それを内側から鉄の棒を使ってテコの原理でしっかりとはめ込んでいくためだったのだ。
内側といっても側面に開けた四角形の穴から棒を入れるので、四角でないといけなかったわけだ。
Kさんの疑問のおかげでまた一つ新たなことを知ることができた。

 

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バー内の飾り VAN’t VATは樽生の意味

 

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ベル・ヴュークリーク・エクストラ樽生

 

見学が終わったあとは、併設のゲスト用バーでベル・ヴュークリーク・エクストラ樽生の試飲。とっても甘かった。
なかなかお代わりを頼む方も出ず、午後4時頃醸造所を出発した。

 

■グランプラスへ

 

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グランプラス

 

4時15分、ホテル到着。
15分後には再びロビーに集合して、皆で歩いてグランプラス方面に向かった。
小便小僧、グランプラスを見学した後、ちょっとだけ自由行動。
ヴァレリーさんと一緒におもちゃ屋さんを見て回った。

おもちゃ屋さんを出て今度はいつものラ・ブティック・ド・タンタンへ。
ここでは毎回息子の服を買っているので、今回もさんざん迷った挙句カッコイイ服を購入。
ベルギービール専門店のビール・テンペルなどを一応のぞいて6時半に集合場所へ。

 

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ギャルリー・サンチュベール

 

ここで皆さんが集ってくる間にヴァレリーさんのお話を聞いていた。
1年間大阪の大学に留学していた、とのことだったので、「どこの大学だったんですか?」と尋ねてみると、なんと僕と同じ大学だった。

皆揃ったので集合場所からすぐのところにあるおなじみシェ・レオンへ。
ここもブリュッセルに来ると毎回というくらい来ている。
2階に上がって、増設した店内をくねくね歩いて、今回予約していただいている個室に入った。こんな個室があるとは知らなかった。

今回はセットで予約してあるとのことで、まずはシェ・レオンのプライベート・ブランド生ビール。
トマトとエビの前菜の後、ムール貝。
やっぱり美味しい。
ここはあまりビールのメニューが豊富ではないので、次にグリムベルゲン・ダブルを注文。

8時50分頃お開き。
大半の方はこの後カフェに行ったが、私はかなり疲れが溜まっていたので同室のUさん達と一緒にホテルに戻った。
寝る前にメールチェックなどしようと思ったのだが、お土産にもらったデュベルを1本飲んだらどうしようもなく眠くなってしまい、そのまま寝てしまった。午後10時。

 

2006.11.03

2日目その1:デュベル・モルトガット醸造所

■ラーケン王宮~アトミウム

時差ぼけのせいか5時過ぎには目が覚めてしまい、そのまま起きた。
7時には朝食へ。
昨日3名の方のスーツケースがまだ届いていなかったのだが、その後も結局届かなかったそうで心配だ。

8時20分ロビー集合。
寝過ごした方があって時間に余裕ができたので実家に電話。
今日日本は祝日で会社も休みなので安心だ。

 

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人数の割にはゆったりの大型バス

 

8時50分バスで出発。
デュベル・モルトガット醸造所に向かう途中、ラーケン王宮の辺りを通過。
ヴァレリーさんから建物についてなどの説明があった。
国王、王妃が住まわれるラーケン王宮。なかには王立の温室庭園もあるそうだ。
レオポルド2世がパリ万国博覧会から運んできたという、日本館、中国館。五重塔があるのが日本館。

 

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アトミウム

 

プラタナスの並木道を走りながらバスは9時20分、アトミウム近くへ。
せっかくなので記念撮影でも、ということでバスを止めてもらった。
アトミウムは9個の大きな球体で作られた巨大なモニュメント。1958年の万博のために造られたものだ。
後方にはサッカーのベルギー・ナショナルチームの競技場もあるそうだ。
これまでは、(わざわざ見に行くほどでもないな)と思ってなかなかこられなかったのでちょうど良かった。

 

 

■デュベル・モルトガット醸造所

 

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9時50分、デュベル・モルトガット醸造所到着。
ここに来るのはこれで3回目だ。

 

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ガヴィーさんのお宅

 

10分早いからなのか、事務所には誰もおらず、門は閉ざされたまま。
すぐ向かいにある、醸造所の先代の奥さんの自宅などを見ながら待つ。
83歳となる現在でも1日に3本のデュベルは欠かさないそうだ。さすが。

 

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熟成タンク

 

10時過ぎにスポーツカーに乗って颯爽と現れたのはいつも案内してくださるブリジットさん。
いつもの部屋に入ると、取締役のダニエルさんも現れた。
じつはダニエルさんは昨年の愛知万博の際に、ミシェル・モルトガット社長と当店を来店された方。

ダニエルさんの挨拶の後、醸造所の歴史などのビデオを見た。
その後質疑応答。
新しい話題としては、
・現在日本への出荷はオランダ、フランス、アメリカ等に次いで第5位。
・来年、新しいビジターセンターを建設予定
・来年、仕込みタンクを増設
などがあった。
最近ではワロン地方のダシュッフ醸造所を傘下に収めるなど、ベルギーのスペシャルビールのトップメーカーとして勢いに乗っているようだった。

 

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発酵タンク

 

残念ながらちょうど今の時期は年に1回、2週間のオーバーホールの時期で醸造は行なわれていないとのことだったが、とりあえず醸造所内の見学。
(⇒店主のベルギー訪問記その3 第5日目その2 参照)

 

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瓶詰ライン

 

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道具入れにもDuvelのロゴ

 

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こちらは温かい瓶熟倉庫

 

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こちらは冷たい瓶熟倉庫

 

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デュベルのトラック

 

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見学者用のカフェ

ひととおり見学が終わったあとは工場内の見学者用カフェへ。
ここでいつもと同様、デュベルのおいしい注ぎ方を習う。

 

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カウンター

 

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ロゴの印刷がずれています

 

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グッズのショーウィンドウ

 

デュベルのほかにも日本には輸出されていないBel Pils、Vedetteを楽しんだ後、建物内のショップでTシャツ、栓抜きなどお土産をどっさり購入して午後1時頃醸造所を出発した。

 

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ブレーンドンク・ストラートの看板

 

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シー、、、ここでデュベルが眠っています

 

 

2006.11.02

1日目:コペンハーゲン経由でブリュッセルへ

■前半はツアー、後半は単独

8ヶ月ぶりの渡白となる今回は、前半がツアー、後半が単独行動という、ちょっと変則的な旅となる。
直前に横浜ビアフェスがあったりしてほとんど準備ができないままの出発となってしまったが、ここのところ続けてベルギーに行っていたので荷物はおそらく万全のはず。

(※今回、日本人の方のお名前はイニシャルにしました)

■セントレアから成田へ

朝5時過ぎに起床。
最寄の駅まで嫁さんと息子に車で送ってもらい、5時55分の電車に乗った。
セントレアから成田の便に乗ろうと思うとこれしかないのがつらい。
到着までの事を考えると、次回からは前泊しても良いかもしれない、と思った。

6時44分にセントレア到着。
連休前だからか、空港内はものすごく混雑していた。
荷物を預けるのも、セキュリティチェックもかなり並ぶことになってしまい、搭乗がぎりぎりになってしまった。

7時50分になんとか搭乗、8時15分離陸。
朝が早かったので機内ではずっと寝ていた。
9時15分成田空港到着。
今回は成田発のツアーのため、面倒だがここで一度荷物をピックアップ。
集合までにはかなり時間があったので、第1ターミナル内のレストランで朝食を取ることにした。

■成田空港で

10時30分、第1ターミナル南ウィングに集合。
今回お世話になるK社の皆さんがすでに来られていた。
初対面の方ばかりだったのでさっそく名刺交換。
そうしていると、見たことのある方がこちらに向かってきた。
実は以前に当店にも着ていただいたことのある、日本を代表するソムリエKさんだとすぐに分かったので、近寄ってご挨拶。
なんと同じツアーに参加されるということだった。
旅の間、いろいろ教えていただける、と思うと心強かった。

徐々に参加される方々が集ってきた。
今回参加するメンバーは、 K社の方が4名、ソムリエのKさん、そして私を含む8名の合計13名ということが分かった。

ここで旅行会社の方からツアーに関する説明。
旅程や部屋割りに関するお知らせがあった。
ただ搭乗予定の飛行機が大幅に遅れているらしく、一旦解散することに。
ここで改めてチケットの座席を見てみると、真ん中の列のこれまた中央の席になっていた。
小便の近い私としてはかなり困った座席だったので、今回利用するSAS(スカンジナビア航空)のカウンターに行って、通路側の座席に変更してもらった。 (勝手なことしてすいません)

 

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T.E.Iラウンジ内

 

それでもまだ1時間以上時間があったので、中央ビルにあるカードラウンジへ。
前回利用したClubANAのラウンジとは雲泥の差だったが、休憩するには充分。
残念ながら無線LANは完備されていなかったが、持参していたエッジでネット接続。
メールチェックなどひととおり済ませて午後1時頃ラウンジを出た。

■成田からコペンハーゲンへ

 

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ゲート37

 

午後1時20分、ゲート37、ちょっとした菓子など買って1時40分に搭乗。
座席は中央25C、隣は空席でとてもラッキーだった。
午後2時20分、離陸。
最初のドリンクサービスではもちろんビール。
SASなのでカールスバーグかツボルグの選択だが、黙っているとカールスバーグが配られる。
あまり好きなビールでは無いが、まあそれもよし。

ビールを飲みながら、今回宿題で持参していた「ベルギービール大全」の原稿のチェックを始めた。
ところがまもなく食事になったため中断、食事が終わると今度は照明が暗くなってしまった。
映画を観たり、iPodを聴いたりして時間を過ごした。
本当はすごく眠かったが、結局なかなか眠れなかった。

現地時刻午後5時20分、コペンハーゲン空港到着。
飛行機は遅れていたものの、乗り継ぎの飛行機は同じだったため、とてもタイトな乗り継ぎになってしまった。
セキュリティチェック、パスポートコントロールと進んで、 大急ぎでゲートに向かった。

 

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コペンハーゲン空港では大急ぎ

 

何とか乗り込んだものの、今度は機材にトラブルが発生したようで、CAさんに尋ねても離陸の時間は分からない、とのこと。
座席に座ったまま45分ほどが過ぎ、結局午後6時50分に離陸。
午後7時50分にようやくブリュッセル空港に到着した。

乗り継ぎがかなりタイトだったので荷物が積まれているかどうかが心配だったが、バゲージクレームでは待っても待っても荷物が出てこない。
一縷の望みをかけて待っていたが、非情にも終了のサインが出てしまった。

仕方が無いので全員でカウンターへ。
ここに来るのは実は5年ぶり、、、嫌な思い出のある場所だ。(店主のベルギー訪問記>>その3>>第1日目参照)

ここでは英語の堪能なK社のTさんやソムリエのKさんが中心となって、カウンターの事務員と交渉。
途中からは現地で待ってくれていたハンス氏とも合流。
最終的には本日中にホテルに荷物を届けてもらうことで決着した。

空港の外に出て、今回ガイドや通訳としてお世話になるヴァレリーさんと合流。
皆で記念撮影したあと、新車の大型バスに乗ってホテルに向かった。
今回宿泊するのは、以前にも泊まったことのある、Jolly Hotel du Grand Sablon。
ヴィタメールやピエール・マルコリーニなどのお店がある、グラン・サブロン広場に面した綺麗なホテル。

 

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グラン・サブロン広場

 

ホテルに到着後、どうせ荷物もないですし、、、ということでそのままチェックインせずにカフェに行くことになった。
こちらも広場に面したカフェ・レフ。
ここでヒューガルデンやレフなどを飲んで、食べきれないほどの量の食事を皆で食べた。

 

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グラン・サブロン広場に面したカフェ・レフ

 

ホテルは相部屋で私は大阪の酒屋さんUさんと同室だった。
年齢は私の親くらいの方だが、とても明るく紳士的な方だったので、これから先の旅も安心だと感じた。
この日は疲れもピークで、ぐっすり眠ることができた。

 

 

 

2006.07.12

番外編その3 ようこそ日本へ!

■再び神戸へ

10日に続いていよいよ今日はデバンニング(コンテナから貨物を取り出すこと)ということで、今度はまた通関業者さんに大変ご無理をお願いしてその様子を見せてもらうことになりました。

今回もJR住吉駅に午後1時集合。
まずは御影にある通関業者さんの会社へ向かいました。
ここで通関についての説明など、とても分かりやすく教えていただきました。

なんと通関業者さんのご厚意により、今回はコンテナヤードにコンテナを取りに行くトラクターの助手席の乗せていただく、という嬉しい計らいまでしていただきました。
時間になったのでまず車でコンテナヤードの入り口まで連れて行っていただき、そこでトラクターに乗り換えます。


場口で機会を操作します

トラクターでコンテナヤードの中へ。
目当てのコンテナの場所まで移動します。


コンテナを積む場所に移動

止まったかな、と思うとグラグラっとトラクターが揺れます。


コンテナがシャーシに積まれた瞬間

あっという間にシャーシ(台車)の上にコンテナが積まれていました。
慌てて窓から身を乗り出してシャッターをきります。


ここでチェックを受けます

積み終わった後、出口前にある検査場へ。
ここでは正しくコンテナが積まれているかどうかチェックします。


六甲アイランドを出ます

チェックはもちろん合格。
六甲アイランドを後にします。

10分ほどで御影の保税倉庫へ。

ハパックロイドのコンテナってカッコイイですね!

これがリーファーコンテナの証し。
ちゃんとエアコンがついていました。

バックで倉庫につけます。

倉庫スタッフの皆さんがコンテナの扉に結えられた留め金を外そうとします。
ここで倉庫の女性事務員の方が走ってきて、慌てた様子で、

「ちょっと待って!その荷物は荷主さんが来てから開けてください!」

といいます。

私がコンテナを開けるところをちゃんと見ることができるように、女性の事務員の方にまで徹底していただいたのです。本当に感謝感激でした。

そしてあらためて、、、いよいよコンテナご開帳です!

パチンッ!ギィイイイイ。。。

開いた!!!

急いでコンテナナンバーの書いてある留め金をポケットにしまいます。

すぐにコンテナに近づいてみました。
ふわーっと冷気とともに、懐かしいベルギービールたちが姿を現します。

ようこそ日本へ!長旅お疲れさま!

心の中でそう言いました。

醸造所から、木屋へ。
当たり前の張り紙ですが、こんなものでも嬉しいのです。
この張り紙は、メーカー直輸入の証しです。

ベルギービールたちはパレットに積まれ、倉庫に入ります。

数がちゃんとあっているか検品が行なわれます。

スペシャル・デ・ライク、お疲れさま!

今回はベルギーのジン(ジュネヴァ)もやってきました。お疲れさま!


倉庫から六甲山

こうして無事日本に到着したベルギービールたちとの再会を果たすことができました。

こんな私のわがままにお付き合いくださった、K社の皆様、H社のT様、O社の皆様、N社の皆様、大変お世話になりました。

今回のことは一生忘れません!
本当に本当にどうもありがとうございました。

 

2006.07.10

番外編その2 初輸入のベルギービール ついに上陸!

■始発の新幹線で神戸へ

初めて輸入するベルギービールたちが1ヶ月の長旅を終えてついにこの日神戸港に入港するということで、神戸港まで入港の様子を見に行くことになりました。

とはいえ、いくら荷主だといっても簡単にコンテナヤードに入れるはずもなく、船会社の方、ターミナルの方、関係会社の皆様に大変な無理をお願いしました。
きっとこんなことをお願いする阿呆はいないのでしょう。
逆に皆さん快く私のわがままに付き合ってくださることになりました。

朝5時台に自宅を出発、新幹線で新大阪に向かいます。
新大阪には7時17分着、その足で神戸方面へ。
今回待ち合わせした場所は、奇しくも私がサラリーマン時代に住んでいた場所に近い、JR住吉駅でした。

懐かしの住吉に到着したのが7時43分。
実はこの時間にはすでに船が港に着いているということでしたので、当初の予定では荷卸の様子を見せていただく、という話になっていました。
ところがこの日は台風が近づいてきており、船が多少遅れているというのです。

まさに怪我の功名!ということで、駅構内にある喫茶店で時間を潰しました。
この間に船会社の方からコンテナ船の運航や仕組みについていろいろと教えていただきました。

8時半頃、そろそろ時間も良い頃だ、ということでタクシーで住吉駅を出発。
そのまま港方面に南下していきます。
JR住吉駅からまっすぐ南へ向かうと、私が通勤のときに使っていた最寄の駅、阪神住吉駅がありました。
国道43号線を横切ると、今度はかつて住んでいた独身寮の横を通って、次に前に勤めていた会社の本社前を通過、そしていよいよ六甲アイランドへと向かいます。
別にお願いしたわけではありませんが、懐かしの場所オンパレードで本当に嬉しくなってしまいました。

小さく見えてきたコンテナ船

コンテナ・ターミナルに到着すると入り口ではとても厳重なチェックがありました。
飛行機だけでなく、こういったところでもテロなどへの警戒は厳重なのだそうです。
中にはいって事務所でコンテナ・ターミナルの方にご挨拶。

午前9時、しばしお話をしたあと屋上に上がってみると、近づいてくるコンテナ船を発見。
さっそく三脚を用意し、近づいてくる船の写真を撮ります。


湾内に入ると小さな船が曳航します

かなり近づいてきたところで今度は車でコンテナ・ヤードに向かいます。
ここでは全員ヘルメット着用。

かなり近づいてきました

船の名前がはっきり分かります。
今回大切なベルギービールを運んでくれているのは”NYK PEGASUS”。
なんと20フィートのコンテナが6,500も積載可能な巨大な船です。


積まれているコンテナ

僕のベルギービールはどこに載っているでしょう。
期待で胸が高鳴ります。


船をバックに記念撮影

自然と笑みがこぼれてきます。


いよいよ着岸

船、港側いずれも人があわただしく動きます。


ガントリークレーン

着岸したのを確認した私たちは荷卸の現場を見るために、巨大な門型のガントリークレーンの後方に移動します。
ものすごく効率よくコンテナが港に降ろされていきます。
コンテナはシャーシの上に降ろされ、トラクタが運んでいきます。


これが僕の荷物だ!

ターミナルの担当者の方が、ガントリークレーンの担当の方となにやら話をしています。
なんとわざわざ私の荷物が載っているコンテナの場所を調べてくれていたのです。

そして、

木屋 初輸入のベルギービール ついに上陸!

感動の瞬間でした。

ここから保税倉庫に移されるため、まだまだ中身を見ることは叶いませんが、ここまで見ることができただけでも十分満足でした。

炎天下の中およそ2時間強、ずっとコンテナ・ヤードにいてくださった大の大人3人の皆様、こんな私のわがままに付き合ってくださって本当に本当にどうもありがとうございました!

そしていよいよ次回はデバンニング(コンテナから貨物を取り出すこと)です。

2006.05.29

番外編その1 ベルギーの新聞に載った!

Japan gek op Belgisch streekbier

日本は、ベルギーの地方ビールがお好き。

ボーレンス、デ・モール、デ・ライクの三社が語る。
3ヶ月の交渉の末、とうとう日本向けに輸出。

ベルギーから戻って約2ヵ月半後の2006年5月29日(月)、
ベルギーのオランダ語新聞「Het Nieuwsblad」に、
なんと私がビールを輸入することついて記事が掲載されました。

写真は左からボーレンス醸造所のクリス・ボーレンス氏、
デ・モール蒸留所のパトリック・ヴァン・スカンデヴェイル氏、デ・ライク醸造所のアン・デ・ライク氏。

皆さんご近所同士ということでもともと知り合いなんです。
日本の国旗まで用意してもらって、、、本当に嬉しいです。

皆さんが一生懸命造った大切なベルギービール、そしてジュネヴァ。
ちゃんと日本の皆さんにご紹介しますからね!

どうもありがとう!

2006.03.10

9日目:帰国

■帰国

7時起床。
荷物をまとめて8時にはチェクアウト。
タイミングよく8時20分のエアポートバスに乗り込んで空港へ向かう。
空港内はとても混雑していたが帰りの便となるルフトハンザのファースト/ビジネスカウンターはガラガラに空いていたのですぐにチェックインすることができた。
今回のスーツケースの重量は27.8㎏。
回を重ねる度にだんだん軽くなっていく。

いつものお土産屋で息子リクエストのベルギーの救急車のおもちゃを購入。
そして隣のレストランで食事をしようと思ったが例によってお腹の調子が悪い。
とりあえず中に入った。

CIMG3041
ブリュッセル空港は雨

10時頃ゲートへ。
10時半搭乗、11時過ぎ離陸。
ここでは軽食が出されたがやはり食べられなかった。

CIMG3042
ビジネスクラスの軽食

12時頃フランクフルト着。
すぐにA26ゲート前のビジネス・ラウンジに入った。
せっかくなのだがまだまだお腹の調子が悪いので荷物を抱えてじっと座っているだけ。

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フランクフルト空港のビジネス・ラウンジ

午後1時前にA62ゲートへ。
午後2時離陸。
ルフトハンザのビジネスクラスもかなり快適だった。

今回はいつもより長旅でちょっと疲れたが、いよいよほぼ発注の段階まで済ませることができ、とても実り多い出張となった。
あとは輸入の手続きに専念するのみというところまで来た。

■おばあちゃんの死

翌日3月11日(土)午前9時15分にセントレア到着。
今回は体のことを考えて帰国後は週末で休めるように日程を設定していたので、すぐに自宅に帰って休む予定だった。

空港には妻と息子が迎えに来てくれていたが、そこで今朝早く 、同居している祖母が亡くなったことを知った。
昨夜まで元気で、「一記は明日帰るかね?」と聞いて安心していたそうだが、朝早く不整脈が原因で亡くなっていたとのことだった。
無事出張が終わるまで待っていてくれたような気がした。

私が家業でもあるこの会社に入社した頃はこのおばあちゃんがボスで本当によく衝突したことなど思い出し、いろいろな思いが駆け巡って涙が出た。

2006.03.09

8日目:リエージュ州へ

■リエージュ州へ

7時半起床。
実質今日が最終日となる。
メールチェックの後荷物をまとめて10時半頃チェックアウト。
しばらくして堀越さんもホテルに来られた。

今日の行き先はドイツ、オランダ国境にあるリエージュ州ホムブーグ(Hombourg)という町。
ナミュール、リエージュを経由してホムブーグに向かった。
昼過ぎには目的地周辺に到着したものの、とても田舎で目印なども少なく迷ってしまった。
同じ道を行ったり来たりしながら探したがどうしても分からず、訪問予定のグランドージュ(Grain d’Orge)に電話し、迎えに来てもらうことになった。
待つこと数分。
農家のトラックのような車で迎えに来てくれたのは奥さんのヴィヴィアン。
おそらくまだ20代でとても可愛らしい感じの女性だった。

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Grain d’Orge店内

レストラン兼醸造所に到着してさっそく挨拶。
ここでどうもおかしいことに気がつき始めた。
日本で調べてきたビールの銘柄と全く違うものが紹介されるのだ。
ここで堀越さんの情報とも合わせて考えてみると、どうやらフランスの同名のメーカーと間違ってきてしまったことが分かった。
でも違っていても醸造所であることには違いないし、おいしいビールかもしれない、と思い、そのままティスティングをさせてもらうことにした。

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4種類のビールを試飲

ティスティングしたのは全部で4アイテム。
いずれもフレッシュでおいしいものばかりだったが、日本に運ぶということを考えると結構難しいような気がした。
ティスティング後はオーナーのベノワ氏の案内で醸造所内の見学。
狭い敷地をとても効率的に使っていることが良くわかった。
醸造設備は縦に1階から3階にわたって設置されており、とても機能的。

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醸造所内

見学後、パスタとグラタンが一緒になったようなものすごい量の昼食をご馳走になった。
いつもの悪いクセで出されたものは全部食べてしまうため、ここでも超人的な量にも関わらず全部食べてしまった。
ところが奥さんのヴィヴィアンが何食わぬ顔で全部平らげていたのにはびっくり。

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ものすごい量でした

■ちょっとドイツへ
二人にお礼を言って3時過ぎに出発。
堀越さんが「せっかくなのでちょっとドイツにでも行く?」と言われるので、「ぜひお願いします」と言って連れて行ってもらうことに。
「ちょっとドイツにでも~」と言って、本当にドイツまで行ってしまえるところがすごいな~と思いながら車窓を眺めた。
なんと距離にしてここから10kmほど行ったらもうドイツなのだ。
国境を越えたとたんに建物の様式や車のナンバーが変わり、とても不思議な感じがした。

せっかくのドイツだったが雨がひどく、車から降りることなくそのまま高速へ。
オランダを経由してルーヴァンを通り、ザベンタム(空港のある町)へ。
ノヴォテルに着いたのは午後6時頃だった。

ホテルのバーで堀越さんとビールを飲みながら今後のことについてなどの打ち合わせ。
これで今回もとてもお世話になった堀越さんともお別れだ。

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