2012.03.26
8日目(1):ピルスナー・ウルケル工場見学
この日は待ちに待った遠足。
9時半にホテルを出て、プラハ本駅まで歩く。
ここから電車で約1時間40分のところにあるプルゼニュ(ピルゼン)へ。
もちろん、ピルスナー・ウルケルの醸造所を見学するためだ。
時間も予定通り、快適な列車の旅を終えてプルゼニュ駅へ。
予定の時刻まで1時間ほどあるので余裕かと思いきや、道に迷う迷う。
仕方が無いので道行く人に訪ねるが、驚いたことにまったくと言って良いほど英語が通じない。
なんとか身振り手振りで教えてもらった方向に歩いていくと、工場の別の出入り口だったり。
当たり前だがかなり広い敷地のようだ。
それでも何とか見学ツアー開始15分前にビジターセンターにたどり着くことができた。
この日は天気もよく、汗ばむくらいの陽気。
ここでは、チェコ語、ドイツ語、英語でのツアーに参加することができる。
ピルスナー・ウルケルの工場だけなら(他にもセットのツアーなどがある)、100分で150コルナ(600円ちょっとくらい)。
英語しか選択肢がないので英語のツアーを選択。
ただし、写真を撮るには一人あたり100コルナ(400円くらい)が必要になる。
ここではもちろんステッカーを購入。
日付の入った緑のステッカーをもらって胸に貼りつける。
意外とチェックも厳しいようだ。
少しの待ち時間の間にビジターセンター内を見学。
ビール醸造の一連の行程を壁一面で表現している。
木樽のメンテナンスのビデオもあったりしてなかなか楽しめる。
12時45分、いよいよツアーのスタート。
私たち英語ツアーのメンバーは、アメリカ人1名、カナダ人3名、韓国人2名、そして日本人1名の合計7名。
まずはビジターセンター内で全般的な説明。
ここではSABミラーグループのお話を。
専用のバスに乗って工場内を移動。
まずは瓶詰め工場へ。
ここでもやはりドイツのクローネス社の機械が設置されていた。
ここまではありきたりな見学コース。
瓶詰工場を出てまたバス移動。
その後巨大なエレベーターに乗って上階へ進む。
円形の部屋に入って円盤状の台の上に上がると、周りにスクリーンが。
ここでピルスナー・ウルケルの歴史などの映画が上映される。
上映中になんと下の台が動くのだ。(危)
真っ暗だったので、最後に部屋を出るときの写真。(上)
ここからは原料の展示です。まずはモルト。
いろいろなタイプのモルトがキレイに展示されている。
次に水。
地下100メートルの地下水を使っている、というわかりやすいパネル。
次に酵母。
顕微鏡が覗けるようになっている。
そしてホップ。
ペレットをミルで挽いて、香りを確かめることができるようになっている。
楽しい~!
そしていよいよ仕込み室へ。
まずは、旧仕込み設備。
窓の向こうに見えるのは??
やはり現在使用している仕込設備でした。
これが製造工程。
仕込みの皇帝を出て、今度は博物館のような場所へ。
かつてのピルゼンの地図など。
最初の主任醸造士、Josef Groll氏(1813-1887)の肖像画。
知り合いにものすごく似ていてちょっと笑える。
1842年、最初の仕込みに使われた銅製の釜。
とても感慨深い。
Visotor’s Bookには、なんと最後のオーストリア帝国の皇帝といわれる、フランツ・ヨーゼフ1世のサインが。
他にも皇帝にまつわる品物が展示してあった。
そしていよいよ地下へ!