2012.03.26
8日目(2):ピルスナー・ウルケル工場見学
いよいよ地下へ。
どんどん気温も低くなり、上着無しではかなり寒い。
地下は迷路のように入り組んでいる。
はぐれたら大変なことになりそう。
ところどころでかつての様子が再現されており、博物館的な要素もある。
地下貯蔵室の図面。
かなり広く、複雑に入り組んでいる。
開放型の樽で醗酵しているビール!
かつてはこうして地下で醗酵、熟成が行われていたが、現在では見学ツアー用にだけ残されている。
奥に進むと熟成樽がずらりと並んでいる。
そしていよいよクライマックス!
樽から直接ピルスナー・ウルケルを注いでもらう。
これが無濾過のピルスナー・ウルケル。
濁りのあるゴールドで、苦味、コクともに強く重厚感たっぷり。
あと味にも強い苦味が続くがこれがまた心地よい!
雰囲気分を差し引いても実に素晴らしい味わい。
参加者みんなで和気藹々ビールを楽しむ。
まさに国境を越えたビールによるコミュニケーション。
ここまでくればツアーもあと一息。
かつては地下室を氷で冷やしていたのだが、上にある穴が地上から氷を投入したところ。
「上に上がったら、この穴がどこにあるか当ててみて。」とガイドさん。
地下道を通って地上に向かう。
ひさしぶりの地上。
ここでさっきの氷を入れる場所の答え合わせをして解散。
楽しいツアーはあっという間だった。
工場に併設のレストラン、Na Spilce(ナ・スピルツェ)へ。
今度は通常のピルスナー・ウルケルを楽しむために。
店員さんはニコニコ愛想良く、期待が膨らむ。
が、しかし口をつける前から想像のつくあの臭い。
本当に残念だったが全部は飲みきれなかった。
一緒に注文した、ペチェナー・カフナというローストダックはとても美味しかった。
その後、レストランを出たところにあるショップに行くと扉が閉まっている。
しかし、中で店員さんたちが談笑しているので、
「今日はあいていませんか?」
と聞くと、全部言い終わる前に、
「今日は棚卸だからダメ。明日来て。」
と冷たく言い放たれ、意気消沈。
明日来れるわけもないので、とぼとぼと帰途に就くことに。
最後はちょっと残念だったが、最高のお天気の中しっかり見学もできたし、地下で無濾過のピルスナー・ウルケルも飲めたので本当によかった。大満足!