2007.03.04
4日目:ライオン像の丘/La Butte du Lion
目を覚ますともう午前9時50分。
急いで顔を洗って下に降りると、もう皆さんは起きていた。
テラスで朝食をご馳走になった後、庭などを見せてもらった。
■ライオン像の丘へ
今日は日曜日なので出張中だが仕事はお休み。
せっかくワーテルローに来ているので、まだこれまでに行ったことのなかったライオン像の丘へ連れて行っていただくことに。
ビジターセンターでチケットを購入し入場すると、丘を上がる階段のところに日本語の案内文があってびっくり。
きっと日本人の観光客も多いのだろう。
さっそくKさんのお嬢さんNちゃんと二人で上ってみることに。
「どうして日本人のおじちゃんはみんなここに上りたいの?」(笑)などの質問に答えながら、226段の階段を一気に上った。
まもなく丘の頂上に到着。
高さ4.5m.の台座に座る、重さ28tのライオン像。
ここからだとあまりよく見えない。(笑)
こちらがウェリントン公率いるイギリス・オランダ連合軍側。
こちらはフランス皇帝ナポレオン1世率いるフランス軍側。
丘の頂上にはこのような当時の戦いの場面が描かれている。
ブリュッヒャー元帥率いるプロイセン軍がフランス軍の側面を猛攻。
約200年近く前のこの地での戦いに思いをはせた後、今度は段数を数えながらゆっくり降りる。
ビジターセンターにはナポレオンにまつわるお土産など、たくさん売られている。
面白いものでは、1815年6月22日付の新聞、The Timeのコピーがあった。
広告ばかりの紙面に小さく、ワーテルローの戦いの記事が掲載されているのが印象的。
帰りにナポレオンの本部、ウェリントンの本部などを車で回った。
写真はウェリントンの本部で、現在は博物館になっている。
■フォロン・ミュージアム
いったんKさんのお宅に戻って今度はHulpe(ユルプ)というところにあるフォロン・ミュージアムへ。
ジャン=ミッシェル・フォロン(1934~2005) は、ブリュッセル出身のベルギー人アーチスト。
駐車場に車を停めて、ソルベイ公園の中へ。
フォロン・ミュージアムは、公園の中に立つ城、シャトー・ド・ラ・ユルプの敷地内にあった農場を改装して作られている。
地味な感じだがここがミュージアムの入り口。
本を模した大きな扉が開くと、そこがミュージアムの入り口になっている。
ミュージアム内部。
絵のほかにも、ポスター、切手、彫刻、銅像などさまざまな作品が多く展示されている。
どこかで見たような気がするものも多く、最後まで暖かい気持ちに浸ることができる。
水の傘をさしている銅像。
■De Heeren van Liedekercke
午後4時過ぎにソルベイ公園を出て駅まで送っていただいた。
Braine-L’alleud駅から電車に乗り、5時半頃ブリュッセル到着。
ここで再びVさんと合流して、Denderleeuw(デンデルレーウ)という町へ向かった。
ここには、「De Heeren van Liedekercke」という有名なビールレストランがあり、前回まだ行ったことが無いという話をしていたのをVさんが覚えていてくれて、わざわざ連れてきてくれたのだ。
ベルギービールに関する飾り付けでいっぱいの店内。
まずは明日訪れる予定のSlaghmuylder(スラッフムルダー)醸造所のWitkap Pater Stimuloを楽しむ。
その後3種類のベルギービールを楽しんだ。
VさんはLEROYのテーブルビール(低アルコールビール)。
ターキー&サラダ。
少なそうだがボリューム満点でまたもやお腹はいっぱい。
お店の方に、持参していた『ベルギービール大全』をプレゼント。
この店には日本大使館の方もよく来られるそうで、そのときに使えるからちょうど良い、ということで喜んでもらえた。
お返しに、『295 ORIGINELE CAFES IN VLAANDEREN』というフランドル地方のカフェがたくさん載っている本や、このお店のプライベート・ブランドビール数本もいただいた。
午後11時頃帰着。
今日も盛りだくさんで疲れた。