2011.04.17
3日目:ケルンとデュッセルドルフ遠足
10時頃、片山さんと合流し、そのままケルンへ。
ケルンに近づくにつれて大きく見えてくるのは有名なケルン大聖堂。
1248年に着工し、完成したのは632年後の1880年、高さ157mもある教会。
まずはビールと腹ごしらえ、ということで、大聖堂の真裏にあるフリューへ。
正式には、「Früh am Dom」という店名で、まさに大聖堂にあるフリューという意味。
ブリュッセルからの遠足ではちょくちょく訪れるお気に入りのお店。
内部は意外と奥行きが広く、ドイツらしいビアホールのつくり。
さっそくケルシュを1杯。
さわやかでありながら、ほのかな甘みもあり、最後には心地よい苦味を感じる素晴らしい味わい。
何杯でも飲めそう。
ケルシュは協定により、その呼称や生産地域、グラスまでもが保護されている。
写真のような「シュタンゲ」長細い形のグラスで提供される。
飲み干すと、わんこそばのように断るまで何杯でも運ばれて来る。
ソーセージとフライドポテト。
右のおじさんが、セラーから運ばれたカスクから次々にケルシュを注いでいく。
それを左のウェイターが「クランツ」という特殊な丸いお盆(12杯分くらい載せられる)に入れて客にサービスする。
これくらいの量はウェイターがちょっとホールを歩くとあっという間になくなってしまう。
腹ごしらえが終わって、いよいよ大聖堂の中へ。
高さ157メートルは迫力満点。
2ユーロを払って石段を上る。
上りと下りが同じ狭いらせん階段なのでかなりの混雑。
あっという間に157メートルの高さまで上る。
塔の上から見えるライン川(東方面)。
さらに上方には塔の先が見える。
教会の中は天井が高く、美しいステンドグラスで飾られている。
大聖堂を出て、今度はデュッセルドルフへ。
ライン川沿いではテラスが広がり、多くの人たちが飲食を楽しんでいた。
本当に気持ちが良さそう。
この日は本当にお天気がよく、4月だがTシャツでも良いくらいの陽気。
さっそく向かったのは旧市街、市庁舎に近い有名なビアホール「ツム・ユーリゲ」。
写真右側の3つの建物すべてがツム・ユーリゲのもので、どんどん買い足していった感じ。
そして道路を挟んだ反対側でもテーブルや椅子、そしてビールをサービスするテントがあり、大勢のお客さんでにぎわっていた。
店内はやはり典型的なドイツのビアホールといった感じで雰囲気たっぷりだが、お天気が良いのでテラスで。
さっそくアルトを1杯注文。
以前にやはりデュッセルドルフにある「シューマッハー」というビアホールに行ったことがあるが、そこのアルトとはまた違った味わいであることがすぐにわかる。
香ばしいパンのような香り、味わいは以前飲んだものよりホップが効いており苦味が心地よい。
個人的にはこちらのほうが好みで、これも何杯でも飲めそう。
遠足にご一緒した片山さんと。
店の反対側にある出張所のようなテントでは、いかにも適当に洗ったグラスに、カッコイイひげをたくわえたおじさんがコックを止めることなく次々にアルトを注いでいく。まさに職人技。
アルトを飲み干すと、さきほどのケルシュ同様、ウェイターがまるでわんこそばのようにすぐに次のアルトを置いていく。
そして手元のコースターに飲んだ分だけ印を付けていく。
帰りに立っていたおじさんのコースターを見ると、なんと11杯分の印が付けられていた。
デュッセルドルフに行ったら必ず行きたい場所。
夜にはブリュッセルに戻り、グランプラス近くのピタ屋さんで軽い夕食。
ひとつ3.5ユーロくらいからあり、片山さんいわく、「安い、早い、うまい!」料理。
気軽に食べるのにぴったり。
10時半頃、定宿に戻り、楽しい遠足はおしまい。